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日本版LNDも気に入りました


by yukituri

クンツェ/ リーヴァイの世界、6/19 曲別感想 (第2部)

第2部で印象深かった部分の感想です。一部キャストを偏愛しているので、読んで気に障った方がいたらごめんなさい。

1) 私が踊る時: 初めて見た涼風エリザベート。赤いドレスが綺麗だった。歌い方は苦手だった(すみません)

2) ミルク: 今さんルキーニが新鮮だったが、高音やシャウトになると厳しい。コーラスの中山さんの方が音域合うんじゃないだろうか。

6) Gold von den Sternen (星から降る金): Sabrina さすが!
日本版が全員、宝塚元男役トップだからか、地声でほぼ全部出すのが新鮮。最後は挑戦的にぐっと上げて。

7) Ich bin Musik (僕こそ音楽): Patrick, ベロア地のような赤い上下、お腹にはふわっと白シャツ。サ、サンタ…? あの衣装は何とかしてくれぃ。
ちょこちょこ動き回って天真爛漫。ミュンヘンでのハンガリー版の引越し公演 (独語上演) で彼の主役を見た人の 「うわぁ、バカが出てきたよ」 という感想を思い出した (注: ほめてます。本来ヴォルフガングはおバカでいいもん)
あれ、井上くんも同じ振り付け・衣装でやるのだろうか(^_^;A まさかね。
初演ウィーン版CDには入ってない曲だが、もしあっても Ingve さんより声質が合ってると思う。上まで出てすごいし。

8) Dich kennen heisst dich lieben (愛していれば分かり合える): 
P,S いやぁ、Marjan 以来、久々にうまいコンスタンツェ聞いた感じ(^_^;A 
この辺、M! がまとまっててウィーンミュージカルコンサートっぽく、
「チョットマッテ」 「イヤッ」 「ヒトメボレダヨ」 とやるかと思いそうに(笑)
もちろん、この2人はこの2人の魅力がたっぷりで、ハーモニーも綺麗。Sabrina、実年齢は若いらしいのに、姉さん女房の雰囲気が出ていた。

9) レベッカ: うーん。シルビアさん、こんなだっけ? お疲れか? はける時、2人ダンヴァース夫人が無表情にすれ違うのは 「おおっ」 と思った。

10) 何者にも負けない: 涼風さんにはこの役がこの公演で一番合っている。♪ どんな~おと~こも ひれ~ふ~す の辺り、素晴らしい声量と迫力。

11) レベッカが歌う: 驚愕の二人ダンヴァース・デュエット。シルビアさんのギョロ目、哀しげな涼風さんと、演技の違いも見比べられ面白かった。声は涼風さんの圧勝。シルビアさん、後半は回復してくれるといいが。

12) 闇が広がる: 前に散々書いたが、禅さんルドルフ、ワタシ的このコンサートの白眉の一つで、チケット代の3割くらいの価値があった(^^) 若々しい髪型や表情、さすが井上くんの父親だ (違うって 笑) 声も若っ! な美声。

13) Ich gehöre nur mir (私だけに): 1日だけの Sabrina、この日のお目当て。期待にたがわず、最初は Maya さん、途中からは Pia さんを思い出す素晴らしい歌唱力 (最後だけやや苦しそうだったが) 本舞台のエリザベートになってほしいくらいだった (同名別作品の聖人役はしているが、こっちも合う、絶対)。たまにはドイツ人のシシィもいいですぜ、主催者様。

14) 最後のダンス: 黒スーツで静かにたたずむ姿は、長髪マントで踊ろうとするより格好いいかも。山口さんのファンにはメインイベントなんだろうなぁ、と思いつつ、「夏秋になればずっと見られるんだから、時々 Patrick に歌わせてよ~」 と思ってしまった1曲。

15) 影を逃れて/ Wie wird man seinen Schatten los?: 日本側のモーツァルトメンバー全員+ Sabrina の合唱に、Patrick のシャウトが被さり、中心は完全に彼。Sabrina が日本語で歌いだしたから心配したが、ソロはドイツ語でホッ。言語ミックスでもなかなか調和していた。すっごい高音まで出すなぁ! 日本じゃ聞いたことないし、下手な女性じゃ敵わないだろう。
欲を言えば、前半の低いところをもう少し入れて対比を出してほしかった。
by yukituri | 2010-06-20 10:02 | 東宝・梅芸系