日本版LNDも気に入りました


by yukituri

「懇願」 の日本版、「怒り」 のドイツ版 < マルグリット

ずっと前にも取り上げたことがあるのですが、25日からいよいよ Sabrina がドイツ版の Margrid ソロを歌うので、また書いてみたくなりました。

「百万のキャンドル」 と、それに当たる "Blind von Licht der vielen Kerzen" (多くのロウソクの光に目がくらんで)、つまり前半のマルグリットの気持ちには、かなり大きな差がありますね。一言で言えば、「懇願/哀しみ」 の日本版に対して、ドイツ版は 「怒り」。その対比が味深いです。

パリ市民の悲惨な生活について、日本のマルグリットが、ほとんど絶望しながらも (今回のコンサートでのあの石段の演出は良かった!) 「あなたたちだけが変えられるのに… 気付いてほしいの… どうか闇に目を向けて」 と、まだ支配層の自己変革に一抹の望みを持っているのに対し、

ドイツのマルグリットは、「私たちの拳を、お前たちは見ることができない」、「こんなことが続くはずがない(やや意訳)」 てな感じ。この時点でもう、拳を振り上げた怒れる革命指導者の萌芽がありますね。

クンツェの原詩 (英語?) とどちらが近いかは分からないですし ("The Voice in my Heart" を考えれば日本版かも)、日本版も、文字数の制約の中で大健闘していると思いますが、ドイツ版の方が内容が多くて好きです♪

演出どうなるんでしょう。笹本さんたちと同じ動作ではそぐわなそうな…

パンフレットには残念ながら訳は載っていません。素人の試訳ですが、前に作ったものがあります。内容が分かる方が、彼女の歌により入り込めるでしょうし、ご興味のある方がいたらメールか何かでお見せしますよ?
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by yukituri | 2010-06-23 02:25 | 東宝・梅芸系