歓喜の表情? < クンツェ/ リーヴァイ3回目
2010年 06月 24日
おけぴの早押しに珍しくまた勝利できたので、3度目に行ってしまった 「クンツェ/リーヴァイの世界」 コンサート。今回はちょーっと声の調子が悪い人が多くてイマイチだったかな。もう1週間休みなしだし、ましてや2回公演の日だし。Sabrina の最高音はか細く、Patrick のシャウトも、全然! 響かなくて驚いた (普通の高さだと良かったし、無理しなくても…)
今日最初の感想。…アンサンブルが踊らないよ!? 昨日見たスカピンの後遺症だな(笑) パリの民衆の嘆きという、ほとんど同じシチュエーションから始まるだけに差が(^_^;A 「ミルク」もほとんど突っ立ってるだけ。それはそれで不気味さがあったが、缶を床にガンガン打ち付けるウィーン版が懐かしく。
そういう中で面白かったのは、マルグリットの感情。今朝、歌詞内容の考察をしたこともあって、20列サイドという悪条件だったけど、ついオペラグラスでガン見してしまった。
笹本さんの 「百万のキャンドル」 は、放心したような潤んだ半眼が印象的。今日はかなり怒りも混じっていると思った。歌詞に一応、現状の弾劾あるし。
Sabrina の "Voice in my Heart"。こちらは、さぞ怒りのアジ演説かと思えば、途中からほとんど歓喜の表情。もうすぐ自由になれるんだ! という手ごたえを得たからかな?
その後すぐラストシーンの "Jenseits aller Schmerzen" (苦しみの彼方に)。よくすぐ切り替えるものだ。こちらは少しおびえたというか、自分の所業の結果におののいているような?? 風情も感じられた。
あとは、久しぶりに見た一路さん、きれい。月並みな言い方だが、母になった艶というか。ためたりぐい~っと上げたり、涼風さんと似た歌い癖は気になった。エリザベートとしてはでも少しこちらの方が好きかな。「私が踊る時」 では内野トートが見たくてたまらなくなった(^_^;A
あ、もちろん、Sabrina & Patrick の "Dich kennen heisst dich lieben" (愛していれば分かり合える) とかは期待通り楽しめた。まるで舞台の1シーンのような素敵な演技に、いい声に、上質なハーモニー。
…こりゃ当分、東宝コンスが見られない体質になっちゃったかも(爆)