日本版LNDも気に入りました


by yukituri

原発についての冷静な評価は

大震災の犠牲者の方のご冥福と、避難中の方々のご健康をお祈りします。福島第一原発で困難な作業を継続中の方々に深い敬意を表します。

普段のテーマと全く違うので more に入れますが、日記として原発の話を。



昨日、英字新聞を2つほど読んだのですが、ニュースでも時々言われているように、原発についての海外の報道は大変センセーショナルで悲観的、かつ日本の姿勢に不信感を抱いているようだな、と思いました。ある経済紙では、「平均以上の放射線が観測された地域」 と題して、東北から神奈川までを真っ赤に塗った地図が掲げられていました。こんなのを見せられたら、日本から脱出したくなりますよね…

でも、例えば 「通常の10倍」 と言っても、もともとの値が非常に小さく、それを10倍してもその値は非常に小さいままです。自然放射線がもっと高い地域も世界にはいくつもあるそうです (別記事の専門家コメントには小さく書いてありました) 日本全体が汚染されたとみなしたり、日本からの渡航者を過度に厳格に検査したりすることはやめていただきたいです。風評被害です。

時々行くカレー屋で、「自分は母国語の正しい情報をネットで見ているから帰るけど、日本人はTVとかに騙されて可愛そう」 と言われました。あるドイツ人旅行者もARD (あちらのTV局) で似たような発言をしたとか。偏見も混じっている感じで悲しいです。もちろん、絶対に安全だなんて保証できませんし、災害時に外国にいるというだけでストレスが大きいでしょうから、本国家族の心配や、帰りたいという気持ちは大変よく分かりますが。

東電や政府の説明が最良だとは私もぜんぜん考えていませんが、意図的に国民を騙しているということまではないと思います。
実情はどうなのかなと思いネット検索したら、海外の原子力その他のいろいろな科学者の意見を、和訳と英語で紹介しているサイトに行き当たりました。 サイエンス・メディア・センター   Science Media Centre (English)
この中には、チェルノブイリ (運転中の原子炉が暴走して大爆発) と福島 (原子炉は緊急停止ずみ。過熱の危険を下げようという作業が続行中) がたどりうる最悪のケースはまったく違うという比較や、国際原子力機関 (IAEA) の計測した数値と、日本政府の公表値に齟齬はないという記事も。
あと、作家の方が専門家と意見交換をして、状況をまとめたブログや いま、伝えたいこと、原発記事の多いブログニュースもありました。 ガジェット通信
 
最終的には、それぞれの事情に応じた個々人の判断。私はこれらを読んで理性的な評価だと感じ、たとえ福島の状況が今後さらに悪化したとしても、自分が東京から逃げる必要はおそらくない、と考えています。
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by yukituri | 2011-03-20 08:41 | 普通の日記、PC・語学関係