花粉に似てるなら 「放射能飛散情報」 は何故ない!?
2011年 04月 03日
吸わない・付けないとか、それ自体は実用的でややほっとする情報ですが。
でも、それなら、気象情報で、どこどこの大変多い、多い、少ないみたいな 「花粉予報」 があるのと同じような感じで 「放射能予報」 といったら語弊があるか、「放射性物質拡散予報」 ができないのは何故!?
日本発の情報としては、後出しで国が公表した拡散推計が1回だけあって、福島第一原発から半径20キロ・30キロではなく、特定の方向、特に北西側に拡散地域が長く伸びてましたね。水道水が基準値ごえだった村とかが、まさにこの方向でしたね。あと、30キロ内の薄いところよりも、北西にある福島市の方が濃度が高かったり。
これは、海風の方向なんだそうですが。
「放射線」 なら距離の二乗に反比例して弱まるそうですが、放射性物質は風で舞い上げられ飛び散るので、風向きが物を言うわけで。
なら風向きと飛散濃度を予報せんかい!
ドイツの気象庁なんて、とんでもなく大げさな拡散シミュレーションを出してて。これなんて、2番目に濃い領域が東京に届き、3番目に濃い領域は西日本にまで広がることになっている!! 風向きはともかく、限りなく低い濃度をさも危険なように色分けするのは大迷惑だ! と怒ってしまったのですが。
これも、日本の気象庁だの学界だのが、公式の予報や拡散シミュレーションを、分かりやすいように出してないからですよ!
どうも、日本気象学会の理事長が、「不確実な予報が一般に伝わらないように」 とか何とか学会員を差し止めたとか。ちょっと待て、シミュレーションして公開することこそが、こういう時の学会の役割だろ! と唖然としました。
→ ガジェット通信の記事 こういうのこそ情報隠しというんですよ。