日本版LNDも気に入りました


by yukituri

韓国モンテクリスト、スイスにはない台詞・シーン

相変わらず内容分からないところばかりのモンテクリスト韓国版。スイス St. Gallen (ザンクト・ガレン) のオリジナルではとんと見た覚えのないシーンもあり、気になっていたらドイツ語の素材が手に入ったので (あまり深く追求しないでください…爆) ヒアリング予習して行きました。ああ、聞き取れるってス・テ・キ。観劇中も時々、頭の中で音声多重状態になり、助かりました (笑)



韓国版だけのところをいくつか、あちらで知り合った韓国の方とかに尋ねることができたので、おすそ分けします。訳は適当ですが、こんな内容。最後の週末や、地方公演に行く方には、少しだけ参考になるかも。

全般に、説明を付け加えて分かりやすくなってますねー。ついでに昼ドラも追加ですが (通俗的すぎるとファンが惜しんでいるという説と、オバサマたちに大好評という説が両方あるらしい ^_^;A) スイスだと、モンテクリストの内容は常識だよね、という感じで、話に聞くレミゼの初期フランス版みたいに説明が少ないのかも? と思いました。

1) 「歴史」 前振り
エドモンドの逮捕後、みんながビルポートに抗議する。スイスはすぐ歌。

モレル氏: 金 (保釈金?) を払いますから、釈放してください。
ダンテス父: 息子は無実です。悪人ではありません。
モンテゴ、ダングラース: 
      そうです、ダンテスがそんなことをするはずがないです。
ピルポート: もう終わった話です。
      希望を伝えはしますが、期待しないでください。
ダンテス父: (モンデゴに)メルセデスを頼むよ。
モンテゴ: もちろんですとも。

みたいな。この後、モレル氏とダンテス父が帰った後、三悪がにかっと笑い合って、「俺たち友達だぜ~」 とか 「歴史は勝った方だけで作るのさ」 とか歌うわけですね。

2) ファリア (パリア) 司祭
スイスの司祭も 「窓がある!」 とか叫ぶオーバーアクションのイっちゃってるお笑いキャラではありますが、いちいち 「ユーレカ!」 と口走る韓国版の方が3倍しゃべりまくってる感じ(^_^;A

スイス版のエドモンは、司祭が 「物事は見えるようだとは限らない」 とか示唆しただけで三人が自分を陥れたと気付くみたいですが (それ以上具体的なせりふがどうも見当たらない)、韓国版では、「授業」 の曲が一回フェードアウトし、司祭の推理 (誰かがあそこにいただろう、とか、ノワルティエはビルポートの父だ、とか。原作に近い) に合わせて三悪が舞台に出、エドモンドの怒りに赤く照らされます。分かりやすい。

3) 伯爵の夜会でのモレル氏
スイスでは、後ろを横切ってジャコボに金を渡され、後の会話で
伯爵) ムッシュー・モレルに金を渡したか?
ジャコボ) はい。言葉もない様子でした。   と言及されるだけですが

韓国版では、ダングラースやビルポートと慇懃無礼な挨拶合戦を繰り広げる伯爵が、モレル船主にだけはやたら丁寧にお辞儀し、「よい方だと伺っています」 とか何とか。外でジャコボが小さな宝箱を渡す時も、

モレル: えっ、いただけません。
ジャコボ: 長い間のお友達ですから。ダンテスの気持ちです。
モレル: エドモンド!? 生きているんですか、会わせてください。
ジャコボ: (にっこりとうなずく)

みたいな会話が。後の三悪破滅歌の最後でも、伯爵がズルズル衣装をばっと脱いで (マジックテープ仕様?) 船員服になる時、モレル氏が台に登ってきて仕上げの船長帽を手渡します。スイスは早変わりやモレル氏の出番はなし。せっかく Andre Bauer なのに、ほんのチョイ役、もったいなかった。

ちなみに、幽霊会社 Lerrom International のからくりも、メン・イン・ブラックみたいな男たちが背中にくっきり文字を背負い、並び替わったら Morrel (モレル) という韓国版、超分かりやすいですね(^_^;A
スイスはで、箱の蓋の Lerrom の名が胸に逆向きに押し付けられ、モンテゴが気付くという仕掛け。かなり横から見た最初の時は分かりませんでした。

三悪破滅歌の最後に、モンテゴのソロパートが1分ほど付いているのも韓国版のいい点ですね。Carsten Lepper にも歌ってほしかった!

4) 「実の父」 ネタ (韓国版のみ)
こういう話だと分かってから見ると、メルセデスが何度か 「(アルバートの)父は…」 と話しかけて止めてるのが分かりましたね(^_^;A こんないい材料あるなら、決闘止めるときに使えよ! と思いましたが、そしたらそこで話が終わってしまうし(笑) 伯爵の説得に失敗する時も 「彼は…」 と言いかけ、「あなたの息子」 とは言えなくて、「私の全てです」 と言ってるそうで。

伯爵とモンテゴの決闘の後、アルバート (スイスではこんなとこ出てきません!) に伯爵が言う台詞は、

「君の父親のことは残念だった」 みたいな言葉だとか。撃ち殺したコにそんなこと言っても(汗) その後、メルセデスが、「アルバートの父親は…まだ生きているの」 と昼ドラ告白に及ぶわけですね。

5) さらに驚愕だった 「仮面夫婦」 ネタ。1幕の夫婦冷戦の、

メルセデス: あなたはいつも葉巻と女の匂いがする
モンテゴ: 俺にお前の匂いが付くようなことが一度でもあったか!?

という会話で分かるそうですが。スイス版はここ、メルセデスは同じこと言うけど、モンテゴはなにせクダ巻いてるので、残念ながら聞き取れず。まあ、少なくともアルベールは普通に彼の息子のはずですけど(^_^;A
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by yukituri | 2011-04-22 09:56 | 韓国ミュージカル関係