日本版LNDも気に入りました


by yukituri

思ったよりも♪ < MITSUKO

2011/6/12 ソワレ 青山劇場 1階K列 ★★★★★1/2☆☆☆☆

昨日は母と一緒に "MITSUKO" を観てきました。70年代に放送された吉永小百合のドキュメンタリードラマのファンで、ぜひ見たいと言うリクエストで。観劇は割と好きだけど田舎暮らしにつき、ミュージカルは数年ぶり。「臨場感がたまらないね」 と喜んでくれたみたいです。
ただ、何の気なしに 「レミゼが今日までやってた」 と話したら、そっちも行きたかった、って(^_^;A 千秋楽だから難しかったろうけど、トライしてみればよかったか、ごめんね~ ハシゴまでしたがるとは思わなくて。まあ、演出は変わるけど上演は今後もあるだろうから、またの機会に。

さて "MITSUKO"。良かれ悪しかれ、コンサート版とはかなり! 変わってました。ひょっとして震災後追加? の新テーマ曲 「うしろを振り返らずに」 もあったし (頬を上げて、というやや不思議な歌詞は、きっと 「表情を明るくして」 という意味なんでしょうね)
2幕のフル芝居化。正直、間延びして感じた1幕の後、心配してた2幕は意外といい構成で、総合評価は 「思ってたよりも♪」 です。光子も Richard も、きれいごとだけでなく、そこそこ等身大に描かれていたと思いますし、某キャスト有効活用の締めには 「小池センセ、そうきたか!」 という感じ (ネタバレなので一応、控えます)
ワイルドホーン作品としては、ジキハイ、スカピン、モンテにはもちろん及ばないけど、Rudolf ほどのドラマ性もないけど、「天国の涙」 (韓国でやったミス・サイゴンもどき) よりはかなり上。あ、これは比較対象が対象なので、あまり褒めたことにはならない…笑 そうそう、「シラノ」 よりも気に入りました。一見の価値は十分。リピートの価値は…微妙(^_^;A

安蘭さん、高音がずいぶん良くなってました! 努力の人、さすがです。コンサートの時のように急に裏声になるということもない。ミドルボイスというんでしょうか、これができてきてました。若い娘に見えるかというと微妙ですが、光子の強さがきちんと出てたし、中年以降の演技はさすが。老け台詞も上手い。

マテ、日本語がずいぶんと上達! 台詞の7割くらいは自分で話してましたし、かなり自然。増沢ナレーターの二人羽織も子供たちを諭すところにまだあったけど、かえって表情に集中できていいかもしれない、胸キュン (死語) 場面になってました。
かなり疲れ声の歌は残念。ここ何回かの来日では、調子のいいマテって当たったことないような。ウィーンや来日エリザのトートの時みたいな状態で聞きたかったなぁ。大阪ではもっと良かったのかな。

青年 Richard のジュリアンくん、コンサートの3人には及びませんが、初舞台としては健闘。初々しさもあるし、歌もきちんとしています。ただ、「パン・ヨーロッパ」 はもう少し聞き応えがほしいところ。まあ、日本語になってる時点で、少々間延びして聞こえるんですけどね… "Ich lieb dich" の発音、もうちょっと精進してくださいw

パンフを読んだところ、あの2人はやっぱりハーフという属性で選ばれた印象。見かけ自然でいいですが、そもそも Heinrich 以外のオーストリア人はみんな日本人がやってるんだから、そこまでこだわる必要はないと思うなぁ。Lukas とまでは言いませんが (あの制服は厳しそうだしw 日本語台詞も)、万里生くんで聞いてみたかったです。

歌は、いろんな言葉の 「愛してる」 (韓国語の前のは何語でしょう、お分かりの方、ぜひ教えてください) 以外は日本語。Heinrich のイケズ先生っぷりや光子のキレっぷりが楽しかったお勉強歌も変わっちゃってました。ドイツ語の歌で聞きたいという観客は、全体としてはごく少数でしょうからしょうがないけど、やっぱり残念かな。いつかドイツ語圏での上演は… 商業的にはやっぱり厳しいでしょうね。コンサート版を見倒しておいて良かったです!
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by yukituri | 2011-06-13 09:18 | 東宝・梅芸系