"Die Päpstin" (女教皇) 作品・キャスト感想
2011年 06月 24日
開幕からカーテンコール終了まで3時間半くらいというのは長い。曲はそれなりに聞き応えがあるが、どれも3回くらいサビがある感じでややくどい。娼館の女将とか進行に関係の薄い曲は縮めた方がテンポ良くなるだろう。アンサンブルの歌はいかにもな踊り付きで時々わざとらしかったかも。
Sabrina は去年のクリエコンサートの時より痩せたと思う。若者らしい雰囲気が出ていた。ただし男に変装している時も声はあまり作らず、どちらかというと中性的な感じ。筋が筋なので高音の歌は少なめでちょっと残念。
小さな Johanna (Doreen Sommer) がすごく可愛かった。イタイケで演技と歌のいい子役にはいつもメロメロになってしまう。マチネ後、募金用にロビーにいたので、思わずサインを頼んでしまった。体力不足で出待ちはしなかったから、Sabrina を差し置いて表紙にはこの子のサイン(笑)
20人くらいの少人数らしく、一人何役もやって健闘。例えば、兄弟のヨハネス (大人バージョン、Matthias Bollwerk) のハンサムくんは、ある時は兵士、ある時はあられもない姿の娼館の客という具合。
修道院長 Arsenius (Jogi Kaiser) が気に入った。やや小柄がっちり型ちょっと丸顔というのは私のツボの1つらしいが(笑) 何といっても歌がいい。ロミジュリの神父の "Warum" (何故) とか聞いてみたいかも。
恩師役の背が高くごま塩頭のおじさんもいい味出していた。
もじゃもじゃ長髪の暴力父と年寄りで気が小さそうな教皇の中身 (Nikolas Gerdell) が同じ人とは全然気付かなかった。役者だ。
なんせローマなので **ウスばっかりで、名前が覚えられない(^_^;A
ローマの風俗はトーガとか名前とか古代のままっぽいが、まだそんな風に存続してたんだっけ? 暗黒の中世になる少し前なのかな?