日本版LNDも気に入りました


by yukituri

作品・音楽好き♪ 演出は… 東宝 「三銃士」

「せっかくエリザベート初演コンビで見たベルリンのいい印象を上書きしたくない」 なんて言ってたくせに、終わり間近だとつい 「話のネタに一度見るか?」 という気になったり。とはいえS席1万2500円を払う気にはなれず。おけぴでA席B席を物色していたら、けっこう割引のS席の譲渡があったので、急遽行って来ました。

8/20 12:30 1階R列サイド ★★★★1/2☆☆☆☆☆

ソウルの別作品も楽しんだけど、チェコ発の方は割とのんびりポップな音楽で (牢獄シーンとか、緊迫した曲ももちろんあるけど)、主題歌もゆっくり。
ついでに原作とぜんぜん違う、かなりぶっ飛んだ設定。

というわけで、作品としてはやっぱり正統派のオランダ発が好き♪ 
音楽はドイツ版のCDを聴きまくって大いに気に入っているし。
今日も、序曲からして疾走感があってテンションが上がった。

ま、それと東宝の演出が好きかは、まったく別問題(^_^;A でも、何人かの方の感想を読んで期待値が低かったので、思ったよりは楽しめた。

以下、ちょっと? 毒舌なので、見たい方だけ more へお願いします。



東宝演出で気になった点。

戦闘他のわさわさした動き。地面に転がったり蹴ったりが多すぎないか。 
もっと剣で勝負すれば? 運動量の多さは凄い&偉いけど。
「すべて」 ではコンスタンスまで飛び回ったりして。

お笑い路線は東宝の新機軸なのかな? ベルリンは概ね真面目な雰囲気だったような… もっとも、コンスタンスが最後どうなったかさえ覚えてないので自信はない (女性陣では Pia さんミレディーしか気にしてなかった 爆) 数えてみたら、見たのはもう6年近く前の話になってしまった。

(セット) 何というか鬱陶しい。クリーム色の板に切り絵みたいな穴が開いているのは、失礼ながら骸骨を連想した。しかもそれが、上から降りてきたり横に動いたり回ったりは8割方、不必要だと思う。
意外とまともだけどえらいがっしりした船、と思ったら。4つに割れて動き回るのは行きすぎでは。普通、その時点で海の藻屑だ。
ダルタニャンがコンスタンスを抱えて慟哭している後ろで椅子が引っ張られたりとかも興ざめだった。
巨大な剣3本は事前に聞いていたので笑わずにすんだw マストになるのは悪くないアイディアだった。
宝塚じゃないのに銀橋があって驚いた。スターを見せるにはいい装置だ。

(衣装) 廷臣の衣装が白一色とか、彩りが物足りないかと思えば、道化仮面芝居のところはごちゃごちゃ色ありすぎな気が。
ソウル版 (別作品だが) で違和感があった時代錯誤、ミレディーのドレスが前から見るとホットパンツ とか、ポルトスがバンダナ巻いてる!? は、なぜか東宝もそうだった。まさか同じ人のデザイン?

主役はミレディーやリシュリューなのか? 三銃士の存在感が薄い。ポスターでも後ろの添え物だし。せっかくの青いマントは、もっと鮮やかな色にしてほしい。最後の帰郷時くらいダルタニャンにも着せてあげていいのに。

(歌・演技) 全般に響いてないなあ。ソウルの劇場ほど音響を利かせてないだけか、声量がないのか。主題歌と女性三重唱は後者かな (少なくとも一部のキャスト) あんなにいい曲なのに… もっと聞かせてほしかった。

わたし的に一番よかったのは進行役の坂本さん。さすが元シンバ。
今さんのルイ13世、上品バカ殿で、ベルリンの憎々しかった人より好き。

一番見たかった和音さんのコンスタンスは、さすがに美声。もっと歌い上げてほしかったけど、か細い歌い方はわざと? 可憐さはよかった。

井上ダルタニャンと瀬奈ミレディーは、最初からややがなり気味の歌い方。
終盤につき疲れ声? キャラは2人ともそれなりに立っていると思った。
ダルタニャンのおばかキャラとか。「坊主」 という呼び掛けが違和感なし。
ミレディー、強い女ではある。健気な動機はもう少し伝わって来づらい。

山口さんはけっこう調子がよさそうな歌だが、甲高い声質は個人的に苦手。台詞回しはややわざとらしく感じた。それにあの動きは… 以下自粛。
銀ピカマントやスタンドマイクはやりすぎじゃないかな。物語として一番目立つべきなのはリシュリューじゃないのに。
相変わらず、東宝は山口さんをすごい特別扱いだと思う。


(訳など) 注目の訳詩、主題歌の

"Einer für alle und alle für einen!
Schimmernde Degen im Sonnenlicht!"

(一人は皆のために、皆は一人のために! 太陽の光の中で輝く剣よ!)
という調子のいい歌詞 (直訳) が、

”ひとりひとり みんなのために みんなは ひとりのために”

とほぼ半分になってしまう、ここはどうしても間延びして感じた。”みんな” という子供のお歌みたいな語感は、内容を考えるとまあしょうがないかな。

途中、速くなる部分の

”ひとりひとり いつの日にも 誓い合える仲間
 誓い合えば どんな日にも 支えあえる絆” 

(だったか) のところはテンポよく、韻もうまいなと思った。

♪ クリスタルの天使  これはもっと何とかならないものか。


CDで聞き取れてなかったダルタニャンの馬の名 「ポン***ェア」
お陰様で "ジャガイモ号" だったと判明 (イイ名前ネ!) 
意味のある単語だったのか(^_^;) フランス語??


なぜみんな追い出し音楽の間中、おとなしく座っているのかなと思ったら、最後に四人がもう一回出て来てびっくり。しかし関西弁の漫才は…(-_-;A 
まあ、リピーター客は喜んでいたサービスだからいいのだろう。


またドイツ語圏で観劇したい! 再演ないかな。日程が合わなかったけど、評判だったテクレンブルクの野外劇場のとか、見てみたかった。
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by yukituri | 2011-08-20 18:24 | 東宝・梅芸系