日本版LNDも気に入りました


by yukituri

期待以上! < Broadway Musical Live 2011

「ブロードウェイ・ミュージカルライブ2011」 前半をマチソワして来ました。
お目当ては凱旋来日のキム・ジュンヒョンさんだったのですが、他にも歌ウマさんがゾロゾロ。期待以上の聞き応えでした。特に男性陣、夜の回。

ポップスが混じらない (外部でヒットした曲は別)、純粋なガラコン♪ それに、やっぱりミュージカルは歌ですよ、歌! 日本にだって歌える人がこれだけいるんだということを再確認できて、私は嬉しい(^^) 
「おなじみの名前」 ではない方、いつもは脇役の方々が半分くらい。
あとは、こういう人たちがもっと主役になるといいんですけどねぇ。
そしたらきっと、つい海外に行きたくなる回数も減るのに(^_^;A

あ、お目当てのジュンヒョンさんはもちろん堪能しました! わたし的にはサプライズな名曲、レミゼ 「星よ」 もありましたし。お忙しい時期に (韓国にいれば今日はジキハイの千秋楽に挨拶に行かれてたかも。9月からは地方公演) 来日、ありがとうございました。

曲目や個別感想は長くなるので "More" に。




「ブロードウェイじゃない歌があるじゃん(爆)」  と思ってたら、夜の回に司会のフジTVアナウンサー (宝塚男役なみの背高スレンダー!) から  「ヨーロッパ発の作品からも… レ・ミゼラブル…」 とフォローありましたね。気になってたのはそっちじゃないですが(笑)

回ごとに、出演者に同じ質問を1つ。昼は 「最近はまっていること」。夕方のお題、「休日の過ごし方」。ジュンヒョンさんは、「チムジルバンに行く」、サウナとも言っていたけど、司会のアナも相方の笹本さんも正確なところは通じてなかった。客席には分かった人もけっこういるだろうけどw 

この手のトークコーナー、各自の個性が出ますねぇ。石井さんは昼も夜も 「決闘」 と言ってわらかしてました。
「100円の納豆に50円の天かすを入れる」 とか超庶民的な方も(^^)

(以下、ネタバレします、気に入り度★は5点満点)

Act 1

オン・ブロードウェイ (スモーキー・ジョーンズ・カフェ) 歌い継ぎ
 ★★★☆☆ 楽しい歌。順番に登場して一節ずつ。後方からだし、この時点では誰がどれやら分からない人が何人か(爆)

Bamboleo  (ゾロ) 石井一孝
 ★★★★☆ 見直した方その1。けっこうナルっぽいのは共通ながら、「三銃士」 とは打って変わった声量と豊かな響き (アラミスではやはりセーブしていたのだろう) に感心した。千秋楽翌日というのが偉い。自然な (素人耳には) スペイン語にも。そういえば上手いんだっけ。かなり早口なのに歯切れいい! 日本語になると当然歌詞は減り、とたんに歌謡曲に聞こえるので、全部、原詩で聞きたかったなぁ。

(音響もあるのかも。三銃士では物足りないくらい音量・エコー控え目、BWMLではかなり強めという感じだったので。他の歌で時々、バリバリいう寸前? もっと押さえても… と感じたりもした。ただ、オペラと違い、ミュージカル曲はある程度の増幅とエコーはあった方が聞き栄えすると思う)

川の向こうで (ポカポンタス) 土居裕子
 ★★★★☆ やっぱり好きな方その1。まろやかな美声が、素朴なインディアン娘の歌に合う。けっこう童顔だし。 「川の向こうに」 という訳詩もメロディーに乗って自然で気に入った。

ワン・ソング・グローリー (レント) 藤岡正明
 ★★★★☆  見直した方その2。「ブラッド・ブラザーズ」 で見た時は、ここまで響く声だとは知らなかった。Glory の r の発音は気になる。日本語で歌ってるんだからカタカナでいいのに。小柄でドレッドヘアは、中川アッキーのヴォルフを思い出した。ちょっと藤岡 「M!」 も見てみたいかも。

Whistle Down the Wind (〃) 神田沙也加
 ★1/2☆☆☆  今回随一の 「なぜこの人が?」。こういう企画では実力派の歌を聴きたい客が多いと思うのになぁ。いつものことだが、声質は可愛いし高音もそこそこ出るけど、ふるふる震えるのが嫌。「支え」 さえできれば文句は減るけど… 金髪三つ編みにスモックドレスのびっくりロリータ服は、トークによると本人の趣味の私服らしい。ヲイヲイ。

カフェ・ソング (レ・ミゼラブル) 岡田浩暉
 ★★★★☆  初めて歌を聴いたが。すごい伸びる声! 何か生舞台を見てみたくなった。名マリウスだったと聞いて納得した。衣装も黒いスーツに白いシャツでマリウス調。東宝レミゼで見たかった。

トライ・トゥ・リメンバー (ファンタスティックス) 戸井勝海
 ★★★☆☆  素直な美声なので、鹿賀さんより好き、ただ、この時点では 「ふうん、綺麗な声」 とふつうに感心した程度。September の er の発音が気になった。日本語で歌ってるんだからカタカナでいいのに、と誰かさんの時と同じ感想を抱く。

迷いつつ (アイーダ) キム・ジュンヒョン、笹本玲奈
 ★★★★1/2  ジュンヒョンさん登場。久々のラダメス! の美声に酔う。笹本アイーダは超貴重、その1。この人なら、ジュンヒョンさんと組んでも歌い負けしないですむかな。前半のハイライトの1つ。

チグム・イ・スンガン "This is the Moment"
                  (ジキルとハイド) キム・ジュンヒョン
 夜の回は★★★★1/2  待ってました! 韓国の舞台に近い振付? にテンションが上がる。手をバッと振ると、黒スーツの裏地が真っ赤なことが分かる。途中、後ろを向くところでは、セットの鏡が見えた気がした。昼は楽譜通り、夜は調子が上がったのか、2か所上げて歌っていて嬉しかった。
 ハイド歌や笹本エマとのデュエットも聞いてみたかったぁ。

自由を求めて (ウィキッド) 笹本玲奈
 ★★★★☆  超貴重、その2。伸びのいい高音が嬉しい。夜の回でさらに聞き応えアップ。かなり歌い込んだ感じ。トークによると、休日にはよくヒトカラして、舞台では絶対歌えないミュー曲を歌い倒すそうだ (! 店の廊下で聞きたいワ) この人に多い悲しげ顔だったが、もっと不適にできれば4.5。

Buenos Aires (Evita) 知念里奈
 ★★★★☆ 見直した方、その3。「ルドルフ」 のシュテファニーではそれほどとは思えなかったが、凄い凄い。歯切れのいい英語、高音も突き抜ける。こういうにぎやかな歌に合っているのかもしれない。華やかな美貌でスタイルもいい。

Some Enchanted Evening 魅惑の宵 (南太平洋) 今井清隆
 ★★★1/2☆  見直した方、その4。この間の 「レミゼ」 は一体何だったんだ?と思うくらい声が出ている。今回のソリストで唯一の太目な声は、ねっとりした往年の名曲に合っているかもしれない。

Beauty and the Beast (〃) 今井清隆、姿月あさと
 ★★★1/2☆  姿月さん、クリーム色のドレスがしっとり美しい。昼は少し歌い収めとかがばらけていたが、夕方はそれなりに息が合っていた。

レベッカ (〃) 姿月あさと
 ★★★☆☆  お着替え後に再登場。さすが同門というべきか、涼風ダンヴァース夫人の歌い方に似ている。伸ばすべきところ、切るべきところ、もっと歌い込んでほしい部分が少々。目が迫力。
 え、BWじゃないじゃん、まあ上演話あるからいいのか…? と思った曲。

Don't Stop Believin' (〃) 笹本玲奈
 ★★★1/2☆  脚細い! 軽快なナンバーも聞かせるが、個人的にはやはり歌い上げ系が好き。

エニシング・バット・ロンリー (アスペクツ・オブ・ラブ) 保坂知寿
 ★★★☆☆  昼はそんなに声は出てなくて、失礼ながら、「ん? こんなもの?」 と感じた。夜はやや回復。

愛してありのままの私を (サイド・ショウ) 保坂知寿、土居裕子
 ★★★★☆  「シャム双生児」 なんだからもう少しくっついて歌って~というのはおいて、二人とも高音が裏声にならずに出るから、ロビーで流れていた宣伝映像の本役2人より声質が適している。土居さんが特に素晴らしい。

Act2

Top Your Troubles Away
~ Doin'The New Lowdown (Mack&Mabel) 本岡憲一
 ★★★1/2☆  時々はダンスナンバーも。本岡さんという人は元々の本業はダンスでなく役者?

命をあげよう (ミス・サイゴン) 知念里奈
 ★★★1/2☆  まあまあ。透明感のある声。

Superstar (Jesus Christ Superstar) 岡田浩暉
 ★★★★☆  チェックのシャツにジーンズ、往年の青春アイドルという趣… と思ったら、ほんとにアイドル出身? それでこの声量は偉い。

素敵だと思わない? (マイ・フェア・レディ) 神田沙也加
 ★★1/2☆☆  そう悪くない。こういう歌詞だったかと面白かった。愛嬌ある軽快な曲なら、あらはそれほど目立たない。少しだけある伸ばす部分ではでもやはりフルフル。

In His Eyes (Jekyll & Hyde) 戸井勝海、藤岡正明
 ★★★☆☆  驚愕の男子2人ヒロイン。声質や伸びが素晴らしい。が、英語の発音がイマ**なので、日本語で聞きたかった。どうせ英語だとしても "Safe in his arms" とかミョーな世界なんだからw
 夜の回の曲紹介、「ジキルの婚約者エマと、ジキルのもう一人の人格、ハイドに追われるルーシー」 というのは間違いだと思う。少なくともこの曲では、ジキルに恋する女2人の歌だ。

Almost Paradise (フットルース) 藤岡正明
 ★★★☆☆  曲がピンとこなくて… 歌はうまいと思う。

エメ  "Aimer" (ロミオとジュリエット)  石井一孝、神田沙也加
 ★★☆☆☆  これこそBWとエンも縁もない曲w。
 えーっと。噂にあったようにこの人が本役にならなくて良かった。
 石井さんは歌い出しにけっこう違和感あったが、そこそこ若い声も出せるんだと分かる。
 夜の回の紹介が 「エマ」 だったのは "In His Eyes" に引きずられたか、ご愛嬌。

わが家 (美女と野獣) 笹本玲奈
 ★★★★☆  これも日本では四季作品なので、貴重・その3。意外と似合うかも。

Le Jazz Hot (Victor & Victoria) 本岡憲一
 ★★★☆☆  ダンスナンバーは気分転換にいいが、ちょっと長い。

Tonight (West Side Story) 岡田浩暉、知念里奈
 ★★★☆☆  うーん、レトロな曲~

サンセット・ブルーバード (〃) 今井清隆
 ★★★★☆   声質に合う歌、さらに朗々と響かせる。

Maria (West Side Story) 石井一孝
 ★★★☆☆  最初は岡田さんだと勘違いした(笑) 若声。スペイン語に比べれば英語の発音には癖がある。

チャイナ・ドール (マルグリット) 土居裕子
 ★★★★1/2  後半のわたし的白眉。素晴らしい美声で情感もたっぷり。初演で聞いた春野さんよりずっと声質が合っている。ぜひこういう人に舞台を… 赤いマーメードラインのドレスに、右肩前でまとめたロングウェービーの髪もお美しい。
   
ワン・ナイト・オンリー (ドリームガールズ) 保坂知寿
 ★★★☆☆  もっとパンチがほしい。

君を愛すべき人 (サイド・ショウ) 戸井勝海
 ★★★★1/2  初演では岡さんが歌っていたジェイクの求愛歌。岡さんで聞きたいものだが、戸井さんも素晴らしい声量、びりびり壁が振動するような響き。美しい曲の最後、伴奏だけが不協和音となるのが、何ともこの作品らしい。
 戸井さん、これまではジキハイのアターソンでしか見てなかったので、これほどの歌とは。お見それしました、な方。

星よ (レ・ミゼラブル) キム・ジュンヒョン
 ★★★★1/2  この辺が後半のハイライト。本人はどこかで予告されていたそうだけど、わたし的にはサプライズ。トークによるとレミゼは好きな作品で、ほぼ全ナンバーが好きだとか。それでか歌い込んでいて完成度が高く、訛りもほぼ感じない (一部、子音が重めな程度) 
 レミゼは全編歌で台詞はないし、ジャベール行けるかも!? なんてちょっと思ってしまった。韓国での仕事が忙しすぎて無理だろうけど。

最後のダンス (エリザベート) 姿月あさと
 ★★★★1/2  やはりこの人の本領はこれ! コンサートで何度も聞いている中でも調子がよさそうだった。いつも思うのは、東宝トートの1人に入ってほしいのにということ。3~4人の複数キャストなら大丈夫じゃないかな。トートはもともと男性でも女性でもないはずだし。
 しかし、「ブロードウェイ」 と冠したライブのソロのトリがこれでいいのか(^_^;?

ブロードウェイの子守唄 (フォーティーセカンド・ストリート) 歌い継ぎ
 ★★★1/2☆  楽しいお別れの曲。
[PR]
by yukituri | 2011-08-28 07:29 | 国内観劇 (その他)