日本版LNDも気に入りました


by yukituri

Zorro (韓国版) とっても長い粗筋 ①

 1月までソウルで上演される 「ゾロ」、思いのほか楽しい作品でしたが、台詞は長く、よく分からない場面がぞろぞろ。
 親切な韓国のファン友達を 「どうして?」 「何て言ってるんですか?」 と質問攻めにして分かったこと (説明ありがとうございました!) えらい長くなってしまいましたが、おすそ分けしますね。
 日本版を見てる方には今さらな点も多いでしょうが、参考にはなるかと。
 つうか出発前の私に読ませたかった! 予習しようとしても後半の粗筋がネットで見つけられなくて苦労したので。

 思い違いは随時直しますので、鍵付きコメントかメールでこっそり指摘してください(^_^;A

 最後までネタバレするので、ドキドキハラハラ見たい方は絶対に回避してください!



ゾロ(韓国版) 粗筋

1幕

 ジプシーの踊りと、年を取ったガルシア (元軍曹、今はジプシーに仲間入り?) の語りで始まる。

 本場のフラメンコダンサーを使うのではなく韓国キャストだけで踊る。その方が統一感があっていいと思う。私にはなかなか本格的に見えた。

 日本版は最初だけ劇中劇仕立てで子役が出てくるが、韓国版は本人たちがロスアンヘレスでの少年少女時代を演じる。ディエゴは本国スペインの士官学校に送られる直前なので、十代半ばから後半くらいの設定か。

 市制開始式典の日。ディエゴはルイザと仲良く口げんかをしながら、二人だけが知っている秘密の洞窟で見つけた青い石をプレゼントする。

 総督、今後は市長のドン・アレハンドロが晴れ晴れしく演説 (話し方はジキハイのダンヴァース卿そっくり… 当たり前w おじさま役に引っ張りだこな人だ) 若き陸軍将校のラモンもいて、もうすぐ将軍になると紹介されている。

 最初にディエゴが朗々と歌う曲は、韓国版で追加の "His Shadow"
「父の影から抜け出したい」 という意味だそう。ディエゴは士官学校に行かされるのが嫌で、父の望むままの制服軍人ではなく、予測の付かない魅力的な人間になりたいと思っている。
 ♪僕はここを離れなくてはならない
  遠くて見慣れない制服の行列だけがあるあそこへ…
というような歌詞があるとか。


 5年後、スペイン。イネス率いるジプシー集団の歌手として活躍し、自由を謳歌しているディエゴのところに、美しく清楚に成長したルイザが尋ねて来る (アレハンドロの養女のような立場の彼女は、淑女教育を受けるため、本国のデラ・ベガ家の親族に預けられていた)
 最初、士官学校に行ったら 「3年で逃げた」 と言われたとか。日本では 「メダルを取った優等生」 と強調されていたが、こちらではドロップアウト? 今はジプシー王 (評判ということか、原曲のグループへのオマージュか) になっているディエゴは割と見つけやすかったらしい。

 ルイザはディエゴにカリフォルニアに戻るよう頼む。ドン・アレハンドロが死んで、ラモンが勝手に権力を握って圧政を敷いている、あなたの血筋が必要なのだと。自由に生きたいディエゴは渋るが、最後には承知。イネスの一声で、みんなでカリフォルニアに行くことになる。

 韓国版のラモンはディエゴの義理の兄ではなく乳兄弟。アレハンドロに息子のように可愛がられてはいたが、あくまで使用人としてだった。名士が孤児を突然養子にするよりは納得しやすい。ただ、そうなるとアレハンドロの息子という名目がないので、支配権を手に入れられたのは不思議かも。軍人にウケが良かったからか。

 カリフォルニアでは、ラモンの圧政に疲れた住民たちが座り込んでいる。ジプシーたちと住民は服で区別される。住民たちの嘆きの場面は白 (生成り) で、白 = 韓国では喪服の色、も連想した。

 ディエゴは、父が作り上げたが、ラモンによって牢獄のようになってしまったこの土地を甦らせようと決意する ("Hope")

 ディエゴ、打倒ラモンのための変装用に、箱馬車の舞台衣装の中から仮面とマントを出してくる。お気に入りの赤のが見つからず、臭くて捨てたとイネスに言われてすねるが 「黒の方がセクシー」 と言われて気を良くする。

 住民の男たちが軍への供出を義務付けられているパンを袋に入れて持って来る。2人までは計量に合格するが、3人目で石を入れてごまかしているのがばれてみんな捕まる。一人がラモンの足元で許しを請うと、ラモンはいったんパンを恵んで感激させるが、その裏ではガルシアに処刑を命じる。

 部下などからラモンの呼び方は 「将軍様」、2幕後半からは 「市長様」。総督とは呼ばれていない。

 デラ・ベガ家の屋敷の書斎? ラモンが主人として使っているらしい。
 「なぜあいつを連れてきた?」 などと険悪になって、ルイザがラモンに殴られそうになる?ところに、忽然と現れる黒尽くめに仮面の男。警備兵を翻弄して消えうせる。

 ラモンが憮然としているところへ、派手なジプシーの格好をしたディエゴがなよなよと登場。腰の上に飛び乗るように抱き付かれてラモン呆然。
 韓国語にははっきりした女言葉はないそうで、ラモンをだます時のディエゴのカマっぷりは仕草で表現している (横座りの崩れ落ち方とか強烈)
ラモンちゃ~ん とも言えないので ラ~モ~~ン
 ディエゴは 「父の夢に添えなかった償いにラモンに仕えたい」 と言い、ラモンは召使いの口がちょうど空いているとなぶる。張り付いていたい一心で、何でもする、あんたの靴も磨く、豚のエサやりもうまい、と売り込むディエゴ。
 そこへルイザが戻って来て、「約束が違うじゃない!」 と怒るが、ディエゴは 「あの時はあの時、今は今」 とか何とか二人をごまかす。

 処刑の日。黒尽くめの仮面の男が現れて3人の男たちを救う。
喜んだ住民たちが 「黒い服の正義の男」 の呼び名を考える。
ディエゴは素速くセクシーな "ピューマ" を推すが賛同されず。
 「あの男は力が強いよ!」 「じゃあ El Torro (雄牛)!」
 「兵隊を賢く締め出していたよね」 「そうだ! El Zorro (狐) は?」 で、多数決で 「ゾロ」 に決定。ディエゴはピューマに未練たらたららしいが。

 逃げる途中で、ゾロがルイザの入浴シーンをのぞく時 (違うって)
 ルイザ 「ゾロ…??」 
 ゾロ 「私はそうは思わないけど、ゾロ (狐) よりピューマの方が似合うという人がほとんどですね」
 いや、それは君だけだろ。

 ジプシーが居酒屋を開業する。ディエゴはラモンから父の死の様子を聞きだそうとするが、しつこいので怪しまれる。
 「お前、処刑の場面にいなかったな。ゾロというやつはお前くらいの身長で、お前みたいな肌の色だったが…」 と立たせてゾロが言った言葉 (「お前は報いを受けることになるぞ!」) を言わせて比べる。機転を利かせたイネスが 「川岸にゾロがいたって?」 と嘘の会話を聞かせてくれたお陰でラモンの気がそれて無事。

 ラモンとルイザのやり取り。ラモンは 「俺は君たちに何でも全部あげたけど、自分は何も持っていなかった」 とコンプレックスを表す。だんだん険悪になって、ルイザが 「(反逆罪で) 処刑されるように祈る」 と捨て台詞、激怒したラモンはちゃぶ台wをひっくり返し、ルイザを暴行しようとする。そこへゾロが助けに入り、
 「淑女に敬意を払え! ドン・アレハンドロはどこだ?」
 「死ななかったさ、誰も分からない所に隠してある。お前が俺を殺せば永遠に分からないだろう」
 「お前を悪夢に陥れてやる。鏡を見るたびに、いつも私を思い出せるようにするぞ!」
 ゾロはラモンの腹に剣で 「Z」 の字を刻み付ける。

1幕終わり
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by yukituri | 2011-12-16 21:29 | 韓国ミュージカル関係