日本版LNDも気に入りました


by yukituri

新妻さんの歌が輝く "GOLD"

後端の割引チケットを譲ってもらえたので、新妻聖子さんが天才彫刻家カを演じる "GOLD ~カミーユとロダン" に行って来ました。

…やり切れない話。でも、新妻さんの歌唱力の凄さを堪能して、かなり幸せに見終わりました。

やっぱりミュージカルは歌ですよ、歌! 宝塚くらい別物なら歌が凄くなくても可なことはあるとはいえ、基本、歌がよくないと楽しめない私です。

新妻さん、あの小さく細い体からどうやってこんな声が出るんだか。綺麗だったし、私としてはジュリエットでもよかったな。

(以下ネタバレあり)

「石の中に顔が見える」 幼少時代から天賦の才を現し、師匠のロダンに衝撃とひらめきを与え、作品の製作にも大きく関わるカミーユ。でも、自分自身の成功を追い求めようとすれば時代やパリという街に阻まれ、ついにはロダンへの被害妄想・狂気に陥り、精神病院に監禁されて後半生を終わる。

なんか、女性が題材の話でハッピーエンドってない気が(^_^;A
女としての幸せはともかく、一個人として名前を残せてるかというと…

新妻さん、類まれな美貌や狂気が本当に見えたかはともかく、体当たり演技は好感が持てました。

その師匠、ロダンは石丸さん。こちらも歌はもちろん安心。
かたや古馴染みの内妻、かたや若く美貌の天才弟子、二人の女を都合よく扱う自分勝手さ、そのくせ意外なイイヒト、というのはうまく出てました。
人格がアレでも許される偉大な芸術家に見えるかというと、微妙。
ハイドの時はもう少しはっちゃけてもらいたいものです。

カミーユの弟ポール。なかなか存在感があるなと思ったら伊礼君。あちこちで扱いがいいですね。
1幕は歌ほとんどないけど2幕のソロは聞かせた。
出世した外交官として作家として、カミーユ以上に?名を残している彼ですが、芸術家としての存在感や、姉への態度の変化はそれほど納得いかず、もうちょい表してほしかったかな。

カミーユの父、娘思いの温かみのある演技は良かったです。歌は残念。
母、心のすれ違いぶりはまあまあ。歌は聞き苦しいほどではないですが、良くもない。

セットは1つ、カミーユやロダンの彫刻が配置。アンサンブルは基本モノトーンで、舞台はしぶい印象。

ワイルドホーン、多作&上演続々だなあ。年明けにボニクラもあるし。
題材のドラマチックさからか "MITSUKO" より見ごたえあるかな? が、私の気に入り度はジキハイ、スカピン、モンテ、ルドルフには及びません。
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by yukituri | 2011-12-21 00:24 | 国内観劇 (その他)