日本版LNDも気に入りました


by yukituri

意外と純愛 < ボニーとクライド (一言)

1/19 14:00 青山劇場1階B列サイド

Bだからと油断して何も持たずに行ったら実質7列目。舞台がなかなか遠くて、メガネ+オペラグラスのフル装備がほしかった。

やはり濱田さんは歌も人物造形も上手い! ボニーの気持ちは、そうかけっこう純愛なんだ~ だから破滅を予想していても落ち着いてクライドのそばにいるんだ~と納得できた。所作や話し声で若さをよく出していて、年齢差もあまり気にならない。(とはいえやっぱり大人の女性で見たい…)

クライドは、たくさん語る割に心情はあまり染みてこず、対決時の保安官の行動がヘンに思えた。若造がイキがってる感はあったけど。歌はさすがなかなか。先に見た人から、「役の大きさはともかく、藤岡くん (ボニーに片思いの捜査官・テッド) と逆の方がキャラに合ってるんじゃないか」 と聞いていたが、同感だった。万里生くん、どうも育ちよさげに見えてしまって…

あと、全体に、もう少しテンポ良ければな~ 30分は削っていいかも。

音楽は悪くないが、歌い上げ大曲や耳に残るお持ち帰り曲は意外にない。それでか、いつもの主人公ウニャウニャ悩み節も少ない。ボニーのソロで 「えっ? 迷いつつ?」 と最初思うのがあって、頭がアイーダにスリップしかけた。
濱田さんは割とせりふのような歌が多い。これでもかの絶唱ソロはジキハイのお楽しみかな。ワイルドホーンコンサートで万里生くんが毎回歌っていたバラードは主題歌? 耳に残っていたが、実はテッドの持ち歌だった。

一番、歌い上げる牧師がカンパニー中、例外的に聞き苦しく残念だった。あまりに、「オレの歌を聴け~」 とばかりに、しかも3回も歌うので、自分の鑑賞耳がなさすぎかと心配になったけど、観劇後のお茶で意見が一致してホッとした(^_^;A ちなみにBWでは上手すぎて浮くくらいのゴスペルな人だったとか。なるほど。こちらの人はゴスペルにしようとしてかえって失敗している印象だった。素直に歌う方がいいんじゃないかと思う。

これなら戸井さんの歌が聞きたかった (というかちょい役すぎてもったいないでしょ、あれ!)

根は善人なのにギャングに憧れる、ちょっと頼りないクライドの兄バック (岡田さん)、最初は自首を勧めるのに、夫を心配でつい付いていってしまうその妻ブランチ (白羽さん)、テッド、ボニーの母はみんなよかった。

幕がなく、光の柱が舞台と客席を分けるのは面白かった。

州知事 (あの時代から女性っていたの?) は格好よかった。

突っ込み: のんびりした時代だとしても警察の捜査がヌルすぎでしょ? 脱走中の囚人の妻の家が捜査されないとか、銀行が警備されてないとか、全米指名手配犯がのうのうと実家に戻れたりとか!
Wikiを見ると、史実の警察もかなりコケにされたようだけど、「馬力の強い車ですぐ州境を越えて逃げた」 「共感されていて匿う人も多かった」 とか背景が分かった。舞台でも、もう少し納得の行く説明が見たいところ。

ワイルドホーン作品としての総合好き度は、真ん中やや下くらいか。キャストの力量は良かったけど、口ずさみたいアップ系の曲 (例えばわたし的ブービー賞の 「シラノ」 でも 「我らガスコン」 は好き) がなかったので。


終演後のトークショーの白羽さん、スタイルがよすぎで砂時計みたい。やっぱり華やかだし。彼女の頃は娘役トップも歌える人がけっこういたんだよな… 藤岡くんは楽しいキャラを披露して、会場を沸かせていた。濱田さんの実キャラをもう少し見せてくれる司会進行だとよかったな。

明日は仕事後もう一人のテッドでも見てくる予定。ほんとはもう少し間を開けたいところだけど。
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by yukituri | 2012-01-19 19:05 | 国内観劇 (その他)