Mozart L'Opera Rock 千秋楽&作品感想少し
2012年 04月 30日
Mozart Salieri Konstanze Aloysia Leopord
고유진 김준현 이해리 김민주 신성우
コ・ユジン キム・ジュンヒョン
イ・ヘリ キム・ミンジュ シン・ソンウ
主役のユジンさん、実年齢37歳!? サリエリより実は年上にはとても見えない。丸顔が若々しくて、「28です」とか言われたら信じちゃいそう。ロック歌手だそうで、知名度が一番あるのか、3人の中ではメイン扱い?
軽快さはキム・ホヨンさん、声の伸びはパク・ハングンさんの方がいいと思ったけど、総合点で一番だと思った。オペラで見ると、目の表情が繊細で細かく演じ分けている。歌は低音もそこそこ出るし、高音はもちろん響くし。ミュージカル初挑戦だと聞いて驚いた。基本的にタレント出演が増えるのには反対だけど、実力派の歌手で演技も上手ければ、もちろん文句はない(^^)
3回も見ちゃったので、キャストもかなりカバー。残るはアロイジアとサリエリのもう片方だけ。「紳士的でソフト」だというテウルサリエリが見られなくて残念無念なのは前に書いた通り。
作品としてはウィーンミュージカルの 「モーツァルト!」 の方がいいと思う。あくまで個人的な評価だけど、メリハリもドラマも楽曲も。
MORにもパリに行く時の曲とかポップス的にいい感じのお持ち帰り曲はあるけど、"Ich bin Musik" にはかなわない。デュエットがなぜか女女 (アロイジアとコンスタンツェの姉妹喧嘩) と男男 (見舞いに来たサリエリと重病のモーツァルト) で、美しい男女デュエットはない。モーツァルトが怒る程度で苦悩しないのも物足りない。MORではサリエリが苦悩担当だからなのか (^_^;?
アマデはクンツェ/リーヴァイの創作だからいなくて当然だけど、シカネーダーも省略なのはさびしかった。
言葉が分からないせいも大いにあるけど、正直、見ていてだれた。1幕は 「①コロレドに首にされる→ ②パリに行く途中で? マンハイムでウェーバー一家に引っかかり、アロイジアをオペラ歌手として売り出そうとする→ ③パリでの演奏活動で成功できず、母親が死ぬ→ ④アロイジアに振られて怒る」で終わり。M!だったら最初の30分くらいかも? アロイジア一瞬しか出てこないからでもあるけど。ローゼンベルクの漫談、長すぎるよ~
省略するところは省略するセットは悪くないと思う。
衣装、コロレドのマントがぺらぺらで 「どこの裏地?」 だった。
怒るお父さんのバックで炎が燃えるのはベタだ~
宙吊りの天使に見守られて昇天するモーツァルトはかなりハズいw
いい点はダンスの見応え。フランスミュージカルらしく踊り専門チームがいるのかもしれない。女性がトウシューズを履いてたり、男性がくるくるジャンプしたり、かなり本格的なバレエだと思った。
肩出しドレスの女性の衣装は前衛的できれいだった。