日本版LNDも気に入りました


by yukituri

花組 「アーネスト・イン・ラブ」 感想

 東宝エリザベートの合間(笑)に、19世紀イギリス上流階級のほんわかコメディー「アーネスト・イン・ラブ」を観劇。いやあ、楽しい作品だった!

 物語: 青年貴族アーネスト(樹里咲穂)は、ロンドンの友人アルジャノン(蘭寿とむ)の従姉妹、グウェンドレン(遠野あすか)に首っ丈。オタオタしながらも何とかプロポーズにこぎつけ、待ちわびていた彼女も即OK!
 ところがそこからが大変。実はアーネストとは、姪の後見人という堅苦しい立場から逃れたい彼、ジャックが作り出した架空の弟。婚約も成立したことだし本名に戻ろうとするが、グウェンに「アーネスト(=真面目、誠実、熱烈)という名前が一番好き」と言われて進退きわまる。さらに彼女の母、レディ・ブラックネル(出雲綾)が、ジャックの生まれに強い難色を示す。彼は大きなハンドバックに入れられて駅に預けられていたところを、親切な貴族に養子にされた捨て子だったのだ。
 ”弟のアーネスト”は死んだことにし、洗礼を受け直してアーネストに改名しようと、ジャックが領地に帰って来る。ところがそこには、茶目っ気を出したアルジャノンが”アーネスト”に成りすまして先回り、ジャックの姪のセシリイ(桜一花)と恋に落ちていたからさあ大変。家出したグウェンも到着、話はいよいよこんがらがる。グウェンを探すレディ・ブラックネルも駆けつけ…

 実は、とか、えーっ、とか、けっこう複雑な筋だが、とても軽やか。作品がすばらしいのはもちろん、主要キャストの皆さんの、笑いを取る”間”が非常にお上手だった。

 樹里さんは予想通りによかったし、蘭寿さんも2枚目半の役が意外に(失礼!)合っていて、一番気に入った。なにせこれまで、狂気の美術マニア(マラケシュ)と 死神(新人公演DVD) しか見たことがなかったから落差が…(^_^;) 関西人だと聞いて納得。衣装のフロックコートはすらりとした体を引き立て、キュウリのサンドイッチやマフィンを美味しそうにほおばる姿が可愛い (こんなに本当に物を食べる舞台もそうそうなかろう)

 ヒロインの遠野さんや、おばさま役の出雲さんも、演技・歌ともよかった。遠野さんはとてもすらっとしていて、細身のドレスがきれい! 出雲さん、エリザベートDVDで見たゾフィーでは、ヘンなハート型のカツラと狸っぽい演技がいまいち好きになれなかったが、ビクトリア朝のいじわる貴婦人ははまり役。「ハンドバックは母親とは言えない」 の歌は白眉だった。

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by yukituri | 2005-09-14 21:36 | 宝塚 (他作品、雑談)