3つ目のモーツァルト < 音楽座 Madomoiselle M.
2013年 06月 25日
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生涯を描いた、私にとっては3つ目のミュージカルです (後の2つはもちろん、ウィーン発のM!とフランス発のロックオペラ)
2013/6/21 ソワレ 東京芸術劇場 1階L列
モーツァルト/エリーザ 高野奈々、 コンスタンツェ 宮崎祥子
サリエリ 広田雄二 (M.A.で見てるらしい)
シカネーダー 藤田将範、 フランツほか 安中淳也
はるか昔にマンガは読んでましたが、むっちりモーツァルトがカーテンコールしてるところ、コンスタンツェの浮気のおかげできっちり子供もいることくらいしか覚えてません笑
すれた今のワタシは、フロイライン・モーツァルトじゃなくていいの? とツッコミたくなりますがw (M!ではナンネール姉さんが市場でそう呼ばれてます) まぁ、18世紀の宮廷関係だし、サリエリはイタリア人だし、会話はフランス語だったのかもしらん。
音楽座は初めて。今の日本で、これだけの数のオリジナルミュージカルを作ってるという点で、宝塚と似た貴重さがあります。上手い人も下手な人もいる辺りも、音楽が海外有名作ほど残らな…ゲホゲホのも似てる。
主役のモーツァルト、ちゃんと少年声と女性声を使い分けてて、えらい。以前は土居さんや新妻さんがやってたんですね!
小柄すぎるのはどうよ? と思ったけど、あとで見てみたら史実もそうらしいからOK。ただ、フロックコートを脱ぐと背中とかのラインがどうにも女性にしか見えなくて、宝塚の体型補正の偉大さを思い知りました。所作もね。あれで大人の男として通用したというのは厳しい。
サリエリ、歌や苦悩演技がなかなか良かった。エリーザだとはいつの時点から気づいてたんでしょうね? 口に出してたのは35年後? だけだったけど。
シカネーダーが (ヴォルフよりぐっと年上だけど) 格好良かった! 魔笛を薦めに来るシーンの盛り上がりは3作品中一番好きかも。オペラもかなりダイジェスト再現されてましたね。
白服の踊りは謎だけど、セットが合わさったら地球?鳥かご?というのは面白かったです。
ただ、21世紀の始まりもあの頃も戦争の時代だったというのはいいとして、機関銃が響き渡るのは違和感あるなぁ…
白いカツラで扮装した団員さんたち? が立派なパンフをタダで配ってくれたのにもびっくりしました。