日本版LNDも気に入りました


by yukituri

畠中さん堪能、プロ~予備軍の舞台? 「孵化 最終章」

たまにボイトレで習っている中西勝之さんが主要人物を務める舞台ということで、池袋に 「孵化 最終章 ~はじまりの音~」 東京千秋楽を見に行ってきました。なかなか本気の声を聴けないし。

(畠中洋主演、次の週末に京都公演があるので、興味ある方どうぞ)



中西センセ、シラノとかドラキュラとかスウィーニートッドとかいろんなミュージカルに出てるのですが、MITSUKO のコンサート版以外では、私がよく見る系の舞台とは今のところ縁が薄い。出られてる作品も、主役の歌が期待できなかったり歌い方が苦手で行かないこと多くてスミマセン。
今回は、少なくとも主役ペアにその心配なしの、いい機会かと思って。

さすがオペラ歌手、朗々としたエエ声でしゃべり、歌ってました。ま、内容は鳥かご抱えては 「ピース! ピース! 美しい~!」 とか叫ぶヘンな人なんですが (羽こんもり付けた帽子かぶってパパゲーノ風?) たまに偉大な芸術家、リベルタ・サルヴァトーレになる時も。歌は奥さん役とニコイチのソロが2、3回だったかな? もっと歌があるとよかったのに。

d0064742_17453634.jpgチラシには4人が均等の大きさで載っているけど、実際は畠中洋さん演じる若き音楽家、パズのための物語でしたね。7割くらいは出ずっぱりで苦悩したり歌ったり。

田舎の村からマドリードの音楽学校に出てきて10年の駆け出し作曲家? お年的にはちょっと厳しいものがありましたが、ナイーブな風情はちゃんと出ていて良かったです。

ジキハイのストライドで初めて意識して見て、上手いな~ 倒れっぷりいいな~w 歌少なくて惜しい! と思っていたので、たっぷり歌って転げまわって演じるのを見られて満足でした。

ヒロインで 「民衆のディーヴァ」 ガーネッタ役の伊東さんも素敵でした! 元四季で主役級をたくさんやられてるんですね。歌は全く不安なし (でないヒロイン大杉)、なんて言うまでもなく堪能させていただきました。パズとのデュエットも聞き応えありました。1列上手端に座っていたのですが、すぐ近くで子供を思って泣き崩れるシーン、お綺麗でした。

あとは、パズの相棒役トラドの人 (武井雷俊) さんが、悪戯っぽくて、ちょっと 「黒髪のマテ」 みたいな感じで気に入りましたw パズの少年時代の人 (伊藤慧さん) や、その幼馴染の青年 (大場陽介さん) も良かったな~ カテコで2人バック転してました。あ、感想が男優偏重だなぁw


(以下辛口あり、気を悪くしそうな方、読まないでください)

ストーリーは、ゴメン! イマイチよく分らないところや、冗長な部分が。
一応、表現者としてのパズやガーネッタの挫折と再生がテーマだと思うんですけど、その途中の陰謀とかも意味深な割にショボイというか、といって再生 (パズとリベルタの出会いで動き出す運命とはこれ?) 含め、手際よく説明されてるわけでもないというか… 脇役の見せ場に時間を取られてる? 複数回見ないとよく分からない?

良く知りませんがこの作品、若手育成を目的とした 「孵化プロジェクト」 の発表会も兼ねた舞台? プロ + セミプロ + 予備軍の舞台という感じ? 素人っぽいとまでは思いませんでしたが (女性陣も、スタイル素晴らしかったり、歌なかなかいい人が散見)、なんだか手作り感ありました。

で、メイン以外の登場人物がやたら多く、ほとんどが女性。しかもそれがA、B、京都の3班の役替わりという… 
翻訳ミュージカルとかヅカばかり見てると気づきませんが、いかに男優に比べ女優備軍が多く、競争も激しいか、ですね。

主要4人を中心に、思い切って登場人物を (名前あるのは最大7~8人に) 絞った方がいい舞台になると思いますが、作品の性格上、そうも行かないのかな…
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by yukituri | 2013-08-04 17:25 | 国内観劇 (その他)