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日本版LNDも気に入りました


by yukituri

「三銃士」感想 書き足し分

10/9 14:30(ちょっと遅刻)、19:30 ベルリン

「三銃士」感想 書き足し分_d0064742_2395743.jpgUweさんPiaさん目当てに、フィンランドから一路ベルリンに飛び、劇場に駆けつけて観劇。やっぱり本物はすごい! エリザベートでないのが何とも残念だけど。いつか生で…(夢)

題材が三銃士で、うっすらとでも内容を覚えていてよかった。話し言葉の台詞が4割くらいでちょっと辛い。2回目続けてみるのはそういう意味では悪くないな(笑) 劇場もきれいなところで、観劇気分が盛り上がる。

リシュリュー枢機卿 = Uwe Kröger ↓  顔(^_^;) と声と存在感の

「三銃士」感想 書き足し分_d0064742_10391099.jpg大きさは、出演者中ピカイチ! トートの頃と比べるとお肉が付いたようだが、テーブルにふわりと飛び上がったり、意外と身軽。歌は当然素晴らしい。「おお主よ」と切々と歌う苦悩は、ミレディーより政治的だから背景がイマイチよく分からないが(復習しなくちゃ^^;) 彼なりにフランスを思ってのことだと伝わってくる。

↑ ミレディー・ド・ウィンター = Pia Douwes : チョー細い! 今でも余裕でエリザベートができそう。歌はもちろん最高だし、演技もうまいし、ついダルタニアンたちよりミレディーに肩入れして見ちゃった。よく見るとしわがあるけど気にならない。敵役ではあるけど動機は健気だし、私がアトスだったらきっと落ちちゃうな。



ちなみに、「ミレディー」のことをずっと名前かと思ってたが、えらい勘違い。「ミロード」(殿)と同じような、お貴族様への呼びかけだったんだな(^_^;A 「姫」か「奥方」? 焼印を押されてスパイ稼業に転落しても、彼女はれっきとした貴族だったわけか。そういえば「ド」が付いてるしね。

ダルタニアン = Marcus Hezel : 1stの人には特に思い入れはなかったので、2番手の彼でも不満なし。遠目ではほんとに少年のようで、写真の本役と比べる限り、かわいさはこちらが上。かなりコンパクトなダルタニアンだが、若いの、と呼ばれるには合う。歌もなかなかうまい。

西洋の二刀流なんて初めて見た! ダルタニアンもロシュホール (枢機卿の私兵隊長、独眼竜みたいな眼帯がシブい) も2番手の人なのに、ちゃんと形になってるのがえらい。これを日本でやるのは大変だろな。

"Einer für alle, und alle für einen!"  という主題歌のサビ (三銃士サイドのキメ文句)、すごく耳に残るいいフレーズだ。訳すとでも、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」 か…うーん。保育園のお歌みたい(^_^;) 10音しかないから、日本語化したくても大変そうだ。

衣装、銃士が革ジャン風だったり、アンナ王妃がワンショルダーのドレスだったり、びみょーに現代的だがきれいだった。セットはオーソドックスで、背景だけは投影だが、色調も強いし、安っぽさはない。ドーバー海峡の嵐のシーンなどは、前面の布製の波も含めてすごい迫力だった。

余計なツッコミ。いつも思うけど、ドレスの女性が手紙とかをしまう場所は胸元しかなかったのか? スカートにポケットくらい作れば良いのにね。財布とかはどうしてたんだろう。

これもいつも思うけど、「三銃士」という題は外れてるな。すぐ3+1になるし、銃は使わずに剣ばかりだし。

呼びかけ、リシュリュー、王様とかミレディーにはSie ではなくIhr と言っていた。英語のthouのように古めかしい言い方なのかな。親しい人へのDuは同じ。

おまけ: ベルリンの観光案内所では、当日の売れ残り券が半額で買える。劇場から歩いて5分くらいのオイローパツェンターの中が近いが、3ヵ所の窓口のどこでも在庫があればOKだそう。私は昼の部は遅刻してたから止め、夜の部は「地球の歩き方」の情報を信用して宿にチェックインした後に行ったらもう閉まっていて(/_;) 買い損なったけど、試してみる価値は十分。日曜昼もけっこう空席があったし、平日はもっと大丈夫じゃないかと。

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by yukituri | 2005-10-17 23:49 | 海外観劇 (他作品、総括)