日本版LNDも気に入りました


by yukituri

「マンハッタンの怪人」 フォーサイス

怖いもの見たさで読んでしまった、「オペラ座の怪人」 の続編。

(物語) オペラ座の地下から忽然と姿を消した怪人は生きていた! 彼はニューヨークに流れ着き、代理人の部下を通じた遊園地の設計や株取引で大金持ちになる。
マダム・ジリーの死に際の手紙で ”ある事実”を知った彼は、メトロポリタンの向こうを張るオペラハウスを建て新作オペラを書き、今では世界的な歌手となったクリスティーネを呼び寄せようとする…

原作ほど長くも波乱万丈でもなく、ロマンチックさはスーザン・ケイの 「ファントム」 ほどじゃないけど、整合性はなかなか取れてるし、面白い。後書きでのルルーの原作小説への批判やこの作品の映画・ミュージカル史も。

せっかく訓練を受けたクリスティーネが大歌手として活躍しているのは嬉しい。怪人がニューヨークでのし上がっていく過程はワクワクするし、原作では途中で終わってしまった新作オペラの作曲と出演(!) が全部入っているのもいい。クリスティーネとの関わりはもう少し書き込んでほしかったなあ。あと、ピエール、ちょっと薄情すぎるぞ!

しっかし、ケイといい、フォーサイスといい、ラウルに何か恨みでもあるんだろうか(^_^;) か、かわいそう(;_;) 原作だと怪人がいじめられすぎだと思うのかな。
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by yukituri | 2006-01-22 12:29 | 普通の日記、PC・語学関係