日本版LNDも気に入りました


by yukituri

コンサートオペラ 「夕鶴」

2/12(日) 東京芸術劇場大ホール 1階C列センター

池袋でオペラ 「夕鶴」 を鑑賞。コンサート形式だから安い (S席3200円、A席2700円) と聞いていたが、どうしてどうして。オケが前の方にいるだけで、後の1メートルほど高くなった舞台では、きちんと衣装を着た登場人物がちゃんと演技してくれる。冬の里を思わせるセットもあった。小道具はほとんどないけど、そのくらい簡素なオペラ演出は珍しくないし。

さて音楽は。前回の八犬伝と同じくウニャウニャ会話の不協和音もあったけど、あちらよりは3倍はいい。さすが上演回数600回の名作だ! 西洋音楽とオペラの歌い方なのにちゃんと日本昔話している。
教科書にも載っていた、つうのアリアが素晴らしい。♪あんたはあたしの 命を助けてくれた~ じーん。

つうの大貫裕子さん (ソプラノ) は高い声なのにまろやかで、よく通る声。欲望だらけの人間の言うことは聞き取れない、というあたりの演技もよかった。与ひょうの 角田和弘さん (テノール) はちょっとふくよかすぎだけど、子供っぽく目をキラキラさせるところはかわいくて役に合っていた。せっかく張りのある美声なのに 「おら都へ行くだよ~」 とか 「つうよ~」 とかくらいしか歌がないのが残念だったな。運づと惣ども歌は聞かせどころがあまりなく、全体的につうの一人語りという感じの簡素な物語だった。

というわけで感動したけど、題材が題材なので、いつ子供たちが 「♪よーく考えよう~ お金は大事だよ~」 と歌いだしたり、AFLACのアヒルが出てきたりしないか、密かに身構えてたりして(^_^;)
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by yukituri | 2006-02-12 21:03 | 国内観劇 (その他)