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日本版LNDも気に入りました


by yukituri

”ベルばら” はしご・続き

安蘭さんのフェルゼンを見たくて、2001年星組の「オスカルとアンドレ編」を鑑賞。うーむ、何というか主役コンビが濃ゆい。

やっぱりオスカルはフェアリータイプか、違っても 「強さの中のもろさ」 が見える人にやってほしいな。稔さんは声質も低いようだし、どっしりした帝王タイプだと感じるので。エリザベートのガラコンサートで見たフランツ・ヨーゼフはぴったりだと思ったけど。ベルばらだと 「受ける」 演技が多いフェルゼンとかアンドレの方が向いてそう。もっとも、オスカルとしても後半はだんだんのった演技になってきていた。

香寿さんのアンドレは情感たっぷりで、これは役柄的にもOK。歌も朗々としていて心地よい。

安蘭さんのフェルゼン、貴公子ぶりも似合う。娘トップの星奈さんの相手だから、けっこう美味しい役。これまで知らなかった歌も2曲ほど聴けて良かった。ただ、稔さんのオスカルより明らかに華奢だった(ちなみにアントワネットとは同じくらい。ラブシーンでは星奈さんが腰を落として胸に寄り添ったりして)。オスカルが惹かれる、フェルゼンとしての魅力と包容力が出ていたのはさすがだけど、逆の組み合わせの方が合ってそう。

星奈さんは歌も姿も綺麗でいい王妃っぷり。しかし、トップコンビのサヨナラだそうなのに、2人が組まない作品でいいのかな。「フェルゼンとアントワネット編」 をさせてあげれば良かったのに。

む、すると宙組が「オスカルとアンドレ編」になっちゃうか。和央さんのオスカル…? ごめんなさい、あんまり想像付かないな(ついでに湖月さんも)。もちろん役者さんたちだから、演技でそれぞれ引き寄せるだろうけど(稔さんもそうだった)、172/4センチのオスカルじゃアンドレ役は大変だろう。昔雪組でやったというアンドレ主役パターンなら可能かな。

ちなみにこの 「オスカルとアンドレ編」 のストーリー自体は、フェルゼン (帰国するまでだけだが) とアントワネット (やな部分が多いが) も出てきて、けっこう筋は通ってると思った。
by yukituri | 2006-05-28 19:53 | 宝塚 (他作品、雑談)