日本版LNDも気に入りました


by yukituri

日本オペレッタ協会 レハール作 「こうもり」

10/15(日) 北とぴあ・さくらホール 1階4列センター

アイゼンシュタイン 大野徹也
ロザリンデ (その妻) 宇佐美瑠璃
アデーレ (小間使い) 赤星啓子
ファルケ (こうもり) 飯田裕之
オルロフスキー公爵 三矢直生

日本ではなかなかオペレッタの上演の機会がないプロ声楽家たちが、年1回・2日間だけ開く定期公演に行って来た。みんな力量は素晴らしいし (特にロザリンデとアデーレ)、衣装やセットは豪華でそのまま宝塚や帝劇でもありそうけど、2日じゃきっと赤字だろう。(小さい街にもオペラハウスがあって、行政の補助も厚いという) ヨーロッパと違い、オペラやオペレッタが商業的に成り立つ基盤がないから大変だろうなあ…

【物語】 ウィーン郊外?の温泉保養地。大晦日、大金持ちのロシア貴族、オルロフスキー公爵の夜会に、別人のふりをした人たちが集まる。フランス貴族を装う新興ブルジョワのアイゼンシュタイン、ハンガリーの伯爵夫人役のその妻、女優という触れ込みの小間使い。彼らをかみ合わせて笑いものにしようというのが、以前アイゼンシュタインに馬鹿にされ 「こうもり」 というあだ名の付いたファルケの企みだった。客たちがにやにや見守る中、知らないうちにお互い喜劇を演じる羽目になった彼らの巻き起こすドタバタは…

前に見た新作オペラと違って、やっぱり定番の名作は安心して楽しめる♡ 序曲から 「おっ」 って感じで、知ってる名メロディーが揃ってるし。海外ではずっと前に何度か見たけど、日本語は初めて。3幕立てというのも、せいぜい2幕のミュージカルばかり見ている身には新鮮。長かったけど(^_^;

d0064742_7214826.jpgちょっと珍しく思ったのが、オルロフスキー公爵 (本場でも女性が演じることが多い) が宝塚OGだということ。90年、花組公演のジェローデル役で退団し、芸大に入り直して声楽家になったという異色の経歴の三矢直生さん、残念なことに声量では他の人たちにかなり負けていたが (オペレッタはマイクなしだもんなあ)、ごく普通の日本人~オペラ歌手体型(^_^; の主要キャストの中で、すらりとしたスタイルや格好のよさで異彩を放っていた。ステキ~~ 台詞回しとか座り方とかは、今でもしっかり男役!という感じで、春野さんをかなり思い出させる。

終了後、キャストがロビーでお客さんをお見送りする (何十年来の固定ファンが多いし?) のも、商業ミュージカルではありえない光景(^_^; 公爵にはしっかり写真を撮らせていただいたりして。ありがとうございました。
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by yukituri | 2006-10-15 23:45 | 国内観劇 (その他)