日本版LNDも気に入りました


by yukituri

AKURO 悪路 見てきました

10/21(土)13:00 サンシャイン劇場1階14列

アケシ / 鈴鹿御前: 彩輝 なお
安倍高麿: 坂元 健児
謎の若者 / アテルイ: 吉野 圭吾
坂上田村麻呂 / 田村丸: 今 拓哉

宝塚の演出家、謝先生が主催?のTSミュージカルファウンデーションの作品を初観劇。千席未満の中劇場?はめったに行かないので、それだけで新鮮。小ぢんまりした感じだ。ロビーにお花がぎっしり並んでいるのも初めて見た。彩輝さんあてのが多かった(^^)

男性ばっかり、1メートルジャンプやバック転当たり前のすごいアクロバティックなダンス (吉野さんが特別に見えないくらいみんなすごい!) の連続なので、舞台が狭く感じたり。
彩輝さん、”鈴鹿御前”の白拍子風の姿、きれいで良かった(^^) こちらの時は、男役声と言っていいくらいりりしかったし。

【物語】 坂上田村麻呂が ”蝦夷を討伐” してから数年後。都では、坂上将軍が魔物の娘・鈴鹿御前を魅了し、その助けで北の鬼、「悪路王」 と呼ばれたアテルイを討ち果たしたというおとぎ話が人気を集めていた。
鎮守府の役人として赴任した安倍高麿は、蝦夷を慰撫し文明化しようという田村麻呂に敬服し、潜在的な紛争の種となりうる武器作りの隠れ里 「鉄の谷」 の探索に意気込んで取り組む。地元民だという ”謎の若者” の案内で谷にはたどり着くが、そこで彼が知った、蝦夷から見た真実とは…

女性は他にダンス専科が1人いるだけなので、彩輝さんほとんど紅一点で、3人のいい男に関わる設定。ただ、最後のダーリン坂元さんと並ぶと、ちょっと娘役前傾姿勢かも(^_^; 盲目という設定なのでまあいいけど。

キムシン先生ほどダイレクトではないにせよ、「侵略/戦争を止めよう」 というメッセージ性はかなり強い。被征服者サイドから描いているし。大戦時の日本と重ねているんだろうな。しかし、冷静に考えれば救いがあまりない話では(^_^;? 少なくとも歴史を長い目で見れば。そして誰もいなくなったし。アケシの子供が残って後の東北の有力者一族に繋がっていくという設定はあるとしても。それも蝦夷の中で育ってたら難しくないかと。
あと、アテルイについては、どうやって死んだのかとか、何を思っていた/いるのかという点が、今ひとつ説明不足だと思った。蝦夷が大和朝廷に ”俘囚” と呼ばれ圧迫されていた (だから移動も禁止) こととかも。

と突っ込みしたくはなったけど、大迫力の舞台でかなり楽しめた。和物ミュージカル、しかも異民族?の話というのも面白い。どこまで史実に沿っているのかイマイチ分からなかったけど (参考文献読みたくなった)、パンフレットにも出てきた高橋克彦の 「炎立つ」 とか、荻原規子の勾玉シリーズ (第3作の 「薄紅天女」) を通じて、蝦夷サイドのことも少し読みかじっていたのが理解の助けになったかも(^^)

男性陣とか、他の感想は別立てで…(予定)
[PR]
by yukituri | 2006-10-21 23:35 | 国内観劇 (その他)