宝塚版とウィーン版エリザベート、歌詞の差について
2006年 11月 24日
私が (当時海外CDと比べて) 耳に付いた原作と宝塚の歌詞の違いについては、右の項目のうち 「宝塚エリザベート感想」の一番下の方にある、
去年5/4 月組エリザベート観劇感想 1回目
5/5 月組エリザベート観劇感想 2回目
5/8 月組エリザベート観劇感想 3回目
5/15 月組エリザベート観劇感想 4-6回目
の中の 「ちょっと気になる原語との違い」 を、
全体的な流れについては、これと同じ 「エリザベート(作品データ)」 の中の、今年8/26の あらすじ①、② をご覧下さい。所々、私に印象的な歌詞も入れましたので。
改めて少々まとめてみると、
日本版どちらもかなーりウィーンと歌詞が違う曲=
「愛と死の輪舞」 (ウィーンには存在しない)
「不幸の始まり」 (エリザベートを責める歌詞はなし。もっと抽象的)
「ウィーンのカフェ」 (トートやエルマーたちは全く出てこない。街の人々の噂話だけ)
今となっては違う曲= 最初の黄泉のシーン。再演以降の?ウィーン版では親族のソロはなく、全部ルキーニ。
東宝がウィーン版に近い曲=
「嵐も怖くない(宝塚)/あなたがそばにいれば(東宝)」
「ミルク」 (トートはいない)
「私が踊る時」 (宝塚は2題目だけ)
「病気」 (倒れる理由が違う)
「夜のボート」 (宝塚はエリザベートの歌詞が少ない)
「最終弁論/悪夢」 (本来、フランツ・ヨーゼフは年寄りのまま。親戚の王族たちも出演)
「昇天/(?)」 (”愛と言う名の湖を泳いで渡る”とかしないので…^_^; 東宝の題、何でしたっけ?)
といったところです。東宝の設定や歌詞は宝塚とウィーンの中間、ややウィーン寄りというところ (演出は全然違いますが) もちろん、日本語だと音節数の関係で入り切らない言葉は数限りなくありますが、訳詩はおおむね健闘しているんじゃないかと思います。