日本版LNDも気に入りました


by yukituri

マリー・アントワネット2回目

12/3 17:30 1階S席下手寄り

この席、ヴァンパイアの時はすごく美味しかったのに…と呟いてみる。S席A席間の通路の、左の扉近く。雪まみれで登場するアルフレートや、牙を生やしたサラや、ご満悦の教授が通って楽しかったなぁ。

というわけで、M.A.2回目。諸般の事情で集中して見られなかったけど、やっぱり 「あんまり好みに合わないな、これ」 というのが分かった(^_^; 気に入ってる方々、すみません。

そういえば、カルメン・ギーア以来ファンの岡幸二郎さんのブログでみた感想。1回目の書き込みで肯定派かと思ったら、2回目ではベルばらと比べて残念がってるところ (衣装の質素さとか) もあって面白かったです(^^)

さて以下は、私から見たストーリーや演出への突っ込み (順不同) です。恒例?(爆) 前回はほぼ印象だけだったのですが、今回はネタバレも含むので、真っ白で観劇したい方は避けて下さいねー。少し改行しようっと。




まずは主人公 (?だけど一応、タイトルロール) のマリー・アントワネット。1幕中心に、共感できないキャラに描かれている。アメリカ独立戦争に参加するフェルセンとの別れの一世一代の愛のデュエット (「あなたへの道」?) の時でさえ、何であんなモシャモシャ頭のプードルみたいな鬘なんだろ。曲調が昭和歌謡曲風なのはおいとくとしても、ビジュアルが美しくなーい! せっかくの愛の会話の後で、「立派な女王に」 といさめようとするフェルセンのマルグリッドへの気持ちを邪推して、余韻を台無しにしちゃうし。

2幕、長男が病死し、次男のルイ・フィリップも革命家たちに取り上げられる時、「一思いに殺しなさい」 と言うアントワネット。娘のマリー・テレーズは眼中にない? かわいそうになった。

しかも、ルイが一番の聞かせどころ 「もし鍛冶屋だったら」 と歌ってる時も、ずっと背を向けて手紙書いてるし。それはまあ、自分たち家族全員を救うためのものだけど。ここはやっぱり、つつましい家族の幸せを味わってもいた、というベルばらの方が好きだなあ。

「愛国者エベール」 とやらの言いがかり (近親相姦) に反論しないのはやっぱり変だよなあ。「母たるものの自然がこの告発を拒むのです。この法廷にいる全ての母親の方々に私は訴えます」 (うろ覚え。後で原作ベルばら確認しよ) と言って、傍聴人の女性たちの心を掴むシーン。多分、マリーの感動的な見せ場を作らないのがコンセプトなんだろうけど。M.A.でのように 「殺すなら殺しなさい。たとえ死んでも私はあの子を守ります」 と言うだけじゃ、ルイ・フィリップに変な烙印が押されちゃうぞ!

次は実質主役? のマルグリッド。クンツェ先生のインタビューにいわく、「(遠藤の原作を読んで) マリー・アントワネットの星が落ちる一方で、マルグリッド・アルノーの星が昇る、その対比に感動した」 とのこと。…って、M.A.の中じゃマルグリッドの星、別に昇ってないし(爆) 「心の声」 の時だけは、テーブルに上って歌って民衆動かすように見えるけど、あとはオルレアンやジロンド党に利用されてるだけ。

そういえば、なんで登場時、あんなに這いつくばってるの? マルグリッド。ボロは着てても誇り高いというキャラかと思いきや。そもそも (顔は知らない) 父親の学費援助付きで修道院学校に行ってたはずなのに最下層生活してるのは、脱走でもしたのか?

断頭台の前で転ばされたマリーに手を差し伸べるマルグリッド。彼女のその後が余計なことながら心配に。ジャコバン党にいただけでもやばい (後にはギロチン送り多数) のに。演出上、民衆は静かに見てたけど、あの場でリンチにあってても不思議はないと思う。

ストーリー/設定。カリオストロのこと、「錬金術ですべてを操る天才」 って… 中世じゃあるまいし、あの時代はもう擬似科学としての錬金術の役割は終わってると思うけど。もし 「実は超科学で、何でもできる」 というトンデモ設定なんだったら、それを納得させるような演出がほしかったな。

「エリザベート」だったら、死神が出てきて主人公に恋を仕掛けたり、その息子の運命を操作したりしたって別に違和感感じないんだし(^_^;

(TBお送り先 ジェリクル、今夜舞踏会♪
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by yukituri | 2006-12-07 06:59 | 東宝・梅芸系