日本版LNDも気に入りました


by yukituri

日本オペレッタ協会 「ジェロルシュタイン大公殿下」

2/9(土) 14:00 北とぴあつつじホール 5列センター

大公=針生美智子、フリッツ=武井基治、プック総理大臣=坂本秀明
グロッグ大使=飯田博之、ブン大将=女屋哲郎、ワンダ=里中トヨコ
ロカピック伯爵夫人=木月京子、ポール皇太子=澤村翔子

浅草オペラ華やかなりし頃、「ブン大将」 の題で大ヒットしたというオペレッタ 「あなたが大将! ~ジェロルシュタイン大公殿下~」 に行ってきました。Offenbach という名前でもオリジナルは仏語のはずですが、感覚的にはウィーン・オペレッタにそう違わないような…

ジェロルシュタイン大公国 (君主は女性の大公、Prinzessin なんだか Herzogin なんだか知りませんが) のブン大将が、大公殿下の惚れっぽさで抜擢されたポッと出、フリッツを陥れようとする、という粗筋ですが… オペレッタの常として、演出はかなり自由らしいです。今回の上演のミソは、「遠宇宙からきた宇宙人が、地球人のサンプルと一緒に、『オペレッタ』 というものを演じて楽しむうちに」 という枠組み。が、いかんせん、元SFファン (あ、これも書くの初めてかも) の私にはなんとも中途半端で。

最初は宇宙人らしく? 超然としているのですが (キャプテンとか、チェックとか、M87とか、宇宙人が英語しゃべるのか??という突っ込みはおいといて) 5分ほどすると 「地球の音楽って面白いわねぇ」 とか、完全に普通の人間っぽい会話に戻って。これなら、余計な枠組みはなしに、普通の装置で (今回は宇宙船の中という設定なので、白いブロック組みいろいろだけ) オペレッタとして演じる方がいいと思いました。人形劇風の兵隊とか、現代日本の風刺 (道路利権、少子化、etc) は面白かったし。

歌では、実質男性主役のフリッツ青年が少々? 素人っぽかったほかは、いつものオペレッタ協会の品質、という感じでみなさんお上手でした。大公に求婚する隣国の皇太子、ポール殿下 (メゾソプラノ?) が一番スタイルよく、見栄えしました。演技は宝塚のパロって感じ。タイトルロールの大公殿下がサザエさんみたいなヘンな髪型だったのも、きっとわざとなんでしょう! 演出はけっこう自由? 伯爵夫人はわざわざ作った役かも?

音楽入れても12人の舞台。宝塚に比べれば格段に小所帯な公演でしたが、肉声の力というかミュージカルと違った楽しみはもちろんできました。
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by yukituri | 2008-02-09 22:17 | 国内観劇 (その他)