日本版LNDも気に入りました


by yukituri

ワイルドホーン新作 「シラノ」

5/19 18:30 日生劇場 1階中ほど列・上手寄り

ワイルドホーン作曲の新作 「シラノ」 を見にに行ってきました…のですが、私事やら仕事やらで半分徹夜明け、国内時差ボケもあって開幕ごろにはヘロヘロで、ほとんど 「ヨーロッパに着いたその日の晩 (日本時間翌朝未明) の観劇」 状態でした。だから、冗長な部分とかは、ひたすら 「早く先に進まないかなぁ~」 と願いつつ見てたりして(^_^;A 観劇コンディションが良くなかった分、辛口かも。気を悪くされた方がいたらすみません。

物語は、ネットで見た限り、ほぼ戯曲の 「シラノ・ド・ベルジュラック」 と同じようです。これまで名前しか知りませんでしたが(^_^;A → Wikiの項目

ロクサーヌの朝海さん。宝塚退団後には初めて見て、女性姿もすごく綺麗でした。歌は正直… でした。低音部は思っていたよりまろやかで、努力は感じられましたが、なかなか可憐な話し声が、歌になるとかなり太くなってギャップが(^_^;A あと、高音は急に不安定な裏声で、切り替えが滑らかではない気がしました。これはエリザベートで聞くのは厳しそうだなあ。

題名役・シラノの鹿賀さんは、台詞も歌も? 独特の調子で、縮めたりためたりの癖が、今ひとつ好きになれませんでした。聞き取りにくいし。「ジキルとハイド」 の時より癖が強まっているような… シラノというあくの強いキャラクターだからでしょうか。年恰好はこちらの方が合ってましたけど。

というわけで、主役2人のシーン (特に歌) は、残念ながら私にとって心地よくはなかったです。個人的には、朝海さんには歌より芝居 (お茶目で笑わせる間とかも上手かった)・ダンスで活躍してほしい。

この日のお目当て、若き貴族クリスチャンの浦井君 (ダブルキャスト) は期待通りかわいかったです。ルドルフの時より体型がやや丸くなったか。少しだけ声が割れ気味でしたが、素直で伸びやかな歌い方。ロクサーヌ、シラノの歌をこれと間違えるなんてありえないですよ! クリスチャン、あんまり 「この美貌~」 と自分で言いまくるので 「バカの花 (川原泉の漫画より) か、こいつ?」 と思ったのですが(^_^;A なかなか真摯な好青年でしたね。ソロが意外とないのと、終盤、出てこないのがとっても残念… 

ロクサーヌに恋焦がれる実力者のオジサン貴族、鈴木綜馬さんは今回の収穫でした。東宝フランツ・ヨーゼフとしてはワタシ的には2番目なのですが、演技も歌も技量がある人だなあと思いました。歌が少なくて残念。

あと良かったのはアンサンブル。男女とも声の綺麗な人が多くて (例えば幕開けにソロを歌う人) 東宝のミュージカルって、えてしてアンサンブルに主役級よりいい人が揃ってる気が。もっと昇格させればいいのにな。♪我らガスコン! という歌は大迫力、修道女の静謐な合唱も美しかったです。

三銃士と同時代らしい? 衣装やセットもなかなか。スペインと並んでほぼ世界初演? 台詞部分が長く、歌ともども、正直冗長な部分もあるので、話の筋をもう少しすっきりさせれば、ぐっと良くなるかも。
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by yukituri | 2009-05-21 10:44 | 東宝・梅芸系