日本版LNDも気に入りました


by yukituri

仏オペラ レクチャーコンサート (ドビッシー)

「こういうのがあるよ~」 と教えていただいて、レクチャーコンサートというものを聴きに行って来ました。主催は笹川日仏財団、フランスのオペラ音楽や歌曲を解説付きで楽しむという企画だそうで、シリーズ10回目。時間が合ったのは初めてでしたが、残念ながら今回が最終回だとか。

ドビッシーの 「ペレアスとメリザンド」 が中心。歌は浜田理恵さん(ソプラノ)、駒田敏章さん(バリトン)、ピアノ伴奏は江澤隆行さん、司会進行は指揮者の中田昌樹さんという面々。会場は虎ノ門と溜池山王の間の日本財団ビル1階ロビー。50席くらいの小ぢんまりした無料コンサートでした。大ホールも響き渡らせられる方々の歌をこうして聞くのって贅沢ですね♪

ひところはオペラもけっこう見ましたが、この作品に触れるのは多分初めて。音楽の素養不足につき、ただ聞けば多分 「うにゃうにゃした似たようなメロディーが続くなあ」 (ヲイ) とか流すだけだったと思いますが、ここはこう、と解説を聞いた後で実演していただくと、よく分かる感じで面白かったです。気分は博物館のイヤホンガイド。

この作品は歌い上げるアリアと会話部分のレシタティーボの区別がないとか、フランス語のメリハリをそのまま生かして作曲してあるんだとか (「赤とんぼ」 の最初みたいですね)、オケと歌が必ずしも合ってないとか、メリザンドは年を聞かれてるのに 「私、寒いの」 と答える不思議ちゃんだとか、いろいろ勉強になりました。あの指揮者のこの瞬間に注目! (指揮棒を面白いところに持ってるそうで…笑) とか、裏話も楽しい。

歌は、ドビッシー初期の歌曲と、オペラから1幕1場、メリザンドと夫になるゴロー (おいおい五郎ちゃんかよ、と思ったら Golaud という格好よさげなつづり^^; やっぱりフランス語難しい) の出会いの場と、3幕の塔から髪を垂らしているメリザンドの場面。
たまーにオペラやオペレッタを見るたび書いてる気がするのですが(^_^; 肉声の力っていですね~ いつもはマイク増量されたミュージカルばかり聞いてますから、とっても新鮮。浜田さんは円熟したまろやかなソプラノで、駒田さんは若そうなのにすごく成熟した声のバリトンでした。

実はメリザンドはメゾソプラノがやっても悪くない音域で、オジサンなゴローだけでなく、その格好いい弟で題名役の片割れペレアスもハイバリトンの役だそうで、その点も個人的にポイント高かったです。「なんで声が低いってだけで老けた役ばっかりなんだ~!」 と常々理不尽に思っていたので。

うん、これまで 「カルメン」 と 「サムソンとデリラ」 しか見たことなかったけど、フランスオペラもいいですね。他にもいろいろ聞いてみたくなりました。聴衆の中では多分一番、フランス語知らない人間だったので(^_^;A 
せめて発音法則だけでもいつか覚えよう! と決心したりして。

解説付きはいいなあ、次はドイツオペラもやってくれないかなあ… なんて考えかけましたが、んなわけないって (ゴメンナサイ)。日独**みたいなところで似たような催しがないか、そのうち探してみたいです。
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by yukituri | 2009-06-24 22:14 | 国内観劇 (その他)