Mitsuko 音楽、言語の感想
2010年 03月 20日
序曲や皇后の歌の前奏は、別口で聞き覚えが。なんちゃって中国 (考証のなさがすごい) が舞台のオペレッタ、「微笑みの国」 の一部とそっくりかも。日本ではなく、「欧米人の考える東洋」 って感じの音楽(^_^;?
このオペレッタのテーマ? は 「いつも微笑んで悲しみを隠そう」 ですから、その意味でも皇后の歌の歌詞と通じるものがありますね。
好きな曲は、1= リヒャルトの "Paneuropa" (「明日への階段」 の系統ですね) 2= ハインリヒの冒頭ソロ 「東と西」 (ドイツ語は "Von Herz zu Herz" = 心から心へ らしい)
デュエットの "Ich lieb Dich" は、イーダとリヒャルトのリプライズが好き。歌い手と曲の相性もあるんでしょう。
これまたワイルドホーンにはありがちですが、ヒロインには勇ましかったりアップ系だったりする歌がなく、ミツコのソロは印象にあまり残らず惜しい。
主題歌 「愛は国境を越えて」 は、ソロでは残念ながらそんなに乗れませんでした。Máté の静かな歌い方は新鮮でしたが、声量なかったし、上がるところが苦しそうで。最後に3人で歌うのはそれなりに盛り上がるかな。末尾の全員で 「アーアーアー」 はいかにもな終わり方でなくていいんじゃないかと思いました。
字幕板スルスル~ は好きでした。初見の日、リヒャルトソロで下りてきた時、おおお~っと期待しちゃいましたし。3行ごと出る字幕も予習復習 (笑) ができてよかったし。ライトの後ろにかかると少し見にくかったですが。冠詞が遊んでたり子供たちがどんどん増えていったり、字幕板を使った投影も面白かったです。
多言語ミュージカルの枠を残してくれたのは嬉しい驚きで大感謝でした。英語で恋愛→ 国際結婚でドイツ語の国へというのが実感できて面白いので、ぜひ舞台化でもなくさないでほしいです。