趣向は面白いけど…< 戯伝写楽
2010年 04月 10日
「薔薇とサムライ」 を譲ってもらうためセット購入。組み合わせのわけは脚本家が新感線だから?
歴史の謎ものは好きな私。写楽は誰か? という本も昔3冊くらい読んだ気がする。「実は***」 という考察もあったかもしれない。
オフィシャルサイト・あらすじ
江戸時代とロック調の音楽との取り合わせ。1幕を見終わった段階では、
「趣向は面白いが、歌は楽しめなかった」
マル。で終わろうかと思ったが、2幕でやや印象が持ち直した。
一番達者だと思ったのは蔦屋重三郎の山路和弘さん (宝塚BOYSの渋いオジサマ以来か)。良かったデュエットは蔦屋&十返舎一九 (笑) 一九/与七 (東山義久) も演技が達者。あと格好よかったのは喜多川歌麿 (小西遼生)、綺麗だったのは花魁。見たくなかったのはゴツすぎる赤姫。
阿波の能役者・斉藤十郎兵衛の橋本さとしさん (意外とこれまでメインでは見ていない) は1幕では力任せに上げるところが気になったけど、最後の絶唱は良かった。ひょうひょうとした演技も。ヒロイン・おせいの大和悠河さん、女優としては初見。申し訳ないが演技も歌声もうまいとは感じられなかった。男役を矯正するとこうなるのか? ミョーにまろやかな声だったけど、他の人の声質と違いすぎ。衣装も微妙。浮雲のソニンさんは、低音はイマイチだが、上げると綺麗。花魁姿が美しい。アンサンブルは歌いなぐる感じで聞き苦しかった。Mitsuko の後だから余計にそう思ったのか。
I列は段差があって見やすかったが、舞台からは割と遠く、SS席 (1万2千円) はナイでしょ? と思った。S席 (9800円) の値段なら出してもいいか? いやもう少し? 今日の満足度は… うーん6~7000円くらいか。
無謀にも突発マチソワ。この後は帝劇に行ってきます。結局見ることにした新築のお屋敷と新顔の家政婦さんはさてどうか…(^_^;A~