Monte Christo @ St. Gallen
2010年 11月 21日
2度目のスイス版 "Monte Christo"。今回初めてのドラマミュージカル! (Wicked も広い意味ではそうだけどおとぎの国だし) やっぱり私はこういうのが好きだなあと再認識。
前回の席は滑り込みで買ったので一番外側。台形のオケピと舞台が交わるあたりで見切れが激しかったのですが、今回はかなり早く予約したので前方センター。舞台右で起こっていたことだけでなく、背景の映像もかなり初めて感があり新鮮。楽しさ3、4割増し。行ってよかった~! あと2回だかで終わるなんて惜しい。Thomas はじめ出演者はみなさん入魂の演技。女性陣の歌も、割と印象の薄かった前回よりかなり心に響きました。
春に見たソウル版の演出は完全立体セットかつ派手で、ディズニーのアトラクションのようにキッチュで分かりやすかったですが、洗練度はやっぱりオリジナルが上かな。床を次々持ち上げて地下通路を表現したり、宝そのものは出さず、でも存在を感じさせたり。みんなヨーロッパ人に見えるのもマル(笑)
伯爵が3人を破滅させるくだりは、ソウルを見た後だからか、理解度がアップしました。掴ませる幽霊会社の証券の箱の社名 Lerrom が胸に逆に写って Morrel になったことで伯爵の正体に気付いたフェルナンが 「ダンテス!!」 と叫ぶところあったっけ? と思ったら、メールで 「あった」 と教えていただきました。後の語句も含め。ありがとうございます。斜め角度で見えなかったのかな? 旅の初日だったので、単に時差ぼけかも…(爆) そういえば、ソウルの Men in Black 背中文字パフォーマンスは超分かりやすかったですねぇ。
決闘の前にフェルナンが "Hoelle auf Erden" のリプライズを一節歌うのも。一度しか見てないのでうろ覚え。いずれにしても、Carsten の堪能でき度が当社比増量、嬉しかったです。
紗幕に浮かぶ見慣れない文も、前回は斜め見落し? 韓国版のナゾの文章とほぼ同じ意味と思われ、アルベールとの決闘を止めようとするメルセデスと伯爵の決裂の台詞でもありました。
Gerechtigkeit denen, die sie sich nehmen.
Liebe jenen, die sie geben.
「正義は、それを取る (持つ、実行する、かも?) 者に、
愛は、それを与える者に」
…か? 辞書ないので推測、間違ってたらごめんなさい。「のために」 かも。やや古めかしい言い方のような気がします。今度誰かに聞いてみようっと。
出待ちをしてみたら、他のファンとのお話などでかなり豪華かつ通勤が大変なキャストだということが分かりました。Thomas はこれまでウィーンからのとんぼ返りだったし、Andre さんは今も。船長の次の日には船主ときたもんだ。三悪では、ダングラールの Karim さんが シュトゥットガルトの Ich war noch niemals in NY で男性主役の Axel。なんと2日前が初日とか!
ヴィルフォールの人は、全然知らなかったのですがドイツ Halle 版 Scarlet Pimpernel の Percy。道理でいい声だ。Baden で見た Darius さんより似合いそう。やっぱりCD本体がほしいなぁ、再版してくれないかなぁ。(あと、スイス Thun の湖上舞台で Tod だったとか-注意喚起、ありがとうございます。言われてみればあのライオン丸の面影が…笑) 今は Jekyll & Hyde ツアー (いくつもあるみたい) で飛び回っているらしいです。
会場で知り合いのドイツ語ミューファンの方とばったり。ちなみに、前回遭遇したのが多分ソウルのユニバーサルアートセンターというのが…(笑)
出待ちに付き合っていただいてありがとうございました。