オペレッタ 「こうもり」 ゲネプロ @ 聖徳大 感想
2011年 10月 20日
学生公演かと思いきや、ソリストはおそらく全員プロ、衣装・演技付き、なのにゲネプロにつきタダという、お財布にやさしい公演。本番でも2000円。ロミジュリは高額なのに録音だったので生オケが嬉しい♪
追記) 学生のための先生方の公演だそうです。なるほど!
アイゼンシュタイン: 青戸知 ロザリンデ: 島崎智子
アデーレ: 柏原美緒 アルフレート: 志田雄啓
ファルケ: 宮本益光 フランク: 米谷毅彦
オルロフスキー公爵: 三矢直生 ブリント: 布施雅也
フロッシュ: 小野和彦 イーダ: 森岡絃子
最近、ミュージカルばかり見ていたので、「そういえばオペラやオペレッタはこうだった」 と新鮮な点もいくつか。
* 人物の年や体型については想像力が必要 (すみません)
* 背中から声は響かない (当たり前や… 笑)
* 各場面がおっとり長い (何より声を聞かせないとね)
* ダンスやアドリブもある (さすがミュージカルの先祖)
本職の方々の生声の力はやはりすごいです。演技も達者。オペラ・オペレッタ歌手としては日本にあまり活躍の場がないのは残念ですね…
個人的に好みだったのは、こうもり博士の宮本さん。個性的ないい声♪
すらっとした背格好に、透けるこうもりマントもお似合いでした(^^)
ゲネプロならではのハプニングは、主役? アイゼンシュタインが2、3幕に不在だったこと! こういうのは初めて見ました。舞台の端というか花道の鳥羽口に椅子を置いて座って声は出演、他の方々のパントマイムで場面は十分想像できましたけど。1幕では元気にスキップしてた彼、どこか痛めたのかも? 明日晩の本番には出るんでしょうか。
それをとっさに笑いのネタにする看守長 (やはり美声)、お見事でした。
学生さんは合唱として出演なのかな。舞踏会では若い女性が一気に多かったです。男性不足でドレス同士で踊ったりして。公爵 (元ジェンヌの声楽家、体型補正完璧) 以外のズボン役を作ってもよかったかも。
冷房の効きすぎはちょっと改善してほしい点でした。
でも総合的には、無料で見たのが申し訳ない、良質な公演だったかと。
感謝を込めて早めにレポしてみました。