可愛いおばあちゃんじゃなくて < NYに行きたい!!
2011年 11月 12日
お陰様で、「ああこの曲はナンパシーンだったのか!?」 (ギリシャのワイン) とか理解が深まりましたしw
売れ残ってると聞いた割にリピーターも多そうで、あちこち受けてる様子。
客席降りが多かったり、がんばって盛り上げようとしてるな、と思いました。
幻想レビューシーンが多く、「ややゴツイ宝塚」 なノリは同じ。
訳詩もかなり健闘で、内容を極力残そうとしているのが分かる。
♪行ってーみーたーい ニューヨーク
♪66歳になったならー
♪ギーリシャのワーイン (略) こーこではよそーもの
♪ご立派な家にー
♪父とー息子ー
♪朝食までーは そばにいてー
とか、もしユルゲンス曲が当日、歌謡曲として訳されててもそうなってたかも? と思った。
客室係の 「まことに僭越でございますが」 はややすべり気味。
"unheimlich komisch" (とてつもなくおかしい) だったウィーンの人が懐かしく。そういえば初めて見てからちょうど1年くらい、ちょっと感慨です。
フロリアン (石川君)、こましゃくれた坊主。わざと変声期なりかけみたいな声で演じてる? この子の2幕最初の指揮者っぷりが個人的には一番受けたかな。
リサとアクセル、雰囲気はけっこう合っている。
やや細かい設定変更があるのかな? それともウィーンのがオリジナルと違っていたのか。「リサ・ヴァルトベルク・ショー」 という自分の名前を冠した番組持ちだったリサ、レギュラー番組は賞を取ってからの狙いらしい。(そのくせ 「金曜22:45」 と書いてあるけど、キャスター大賞には選ばれるけどw)
アクセルの高所恐怖症設定ってあちらにもあったかな? 聞き取れてたか自信ない。確かにこの方が話のつじつまは合う。
ごついウィーンのアクセルより橋本氏の方が格好いい。長髪も。歌はあちらが上だけど。
フレッドとコスタの芸、もといゲイカップルも合ってました。コスタは声が今回で一番いいし、フレッドは仕草が可愛い。タイタニックごっこがなかったのは残念。この2人でも面白かっただろうに。
ウィーンで見た時、「ポップス集めた作品だけあって、歌が楽すぎでしょ」、と思ってたら。あらら、今日は意外と苦労してるように聞こえたりして(^_^;A キャスト次第だったのか。日本語だと語呂が違うというのもありそう。
主役、リサの母親マリア。すごく可愛いおばあちゃん… じゃなくていいから、歌える人で見たかった! サブヒロインなのに、全然声が出てないし。話題性からどうしても大女優、というなら陰コーラス方式にしてほしい。
ヨボヨボのばあちゃんが、突然浪々と 「NY~」 と歌うのがミソなのにぃ。
下に書いたひっかかり点、結局日本語でも同じようなこと感じました(笑)
どうしてそう突然恋に落ちる?、とか、なんで突然親と全面和解する気に?? とか当時も思ったけど、今回の方がかえって分からなかったかも。雰囲気で鑑賞してた時の方がまだ納得できたような(爆)