い、忙しい…< スミレならぬ 白いライラック
2012年 12月 01日
"Wenn der weisse Flieder wieder blüht"
「白いライラックの花が再び咲くとき」
えらく題の長さが違いませんか?
教えていただいたリンクを見ると、→こちら
すごい! 歌詞の量が3倍は違いますね。
Wenn der weisse Flieder wieder blüht
す み れの はな さく ころ
とかですからね。もとの3単語使ってようやくスミレの、ですからね。
最初、自分で歌ってみようとしたら、どうしても字余りになる箇所があって、お手本のレビュー時代の録音を聞いてみたら。
全体的にはのんびり古き良き昔風なのに、うわぁ、なんちゅう忙しい場所が。日本版なら
はじめてきみをしりぬ と7音節3単語しかないところに
sing ich dir mein schönstes Liebeslied.
すっげー。どう当てはめるのかと思いきや、
は じ め て
sing ich dir mein
ですよ。こちらの1単語が4単語ですよ! そりゃー、sing とか mein も考えてみりゃ1音節ですが、カタカナじゃ3文字なのに… マジ早口言葉かと、ドイツ語の詰め込めっぷりに感動しました。
ちなみに、スミレの花の方も、花の種類も色も変えて日本語の入らなさを超え、欲張らって詰め込まずに端折ってこんな流麗な訳というか、翻案にしたヅカ版にも感心しました。
もう一つ、スミレの替わりに(というか元来)出てくる Flieder (ライラック、リラ)。これまでも、三銃士のミレディの帰還とか、マンダレイの夢を見たとかで、その香りが出てくるのは知ってました。
でも今回初めて、青春満開みたいな、美しい時を表す花/香らしいと知りました(不勉強) 今度、香りをかいでみたいです。