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日本版LNDも気に入りました


by yukituri

エリザベート・ガラ・コンサート ②演出

久々に舞台で見て、やっぱり私は宝塚版が好きだなあ、と思った。衣装とか演技とか、ほぼ本公演同様にやってくれたので。違いはダンスがほぼなく、せりふが一部省略でルキーニの説明になってるくらい。ただ、全員が手持ちマイクというのが…(^_^;A ほっぺ/おでこマイクの方が作品に集中できる、ということがよ~く分かった。

コンサートだけあって、セットは円柱4本に、緩い階段状の斜路がオケの間を舞台奥へ上っているだけ。簡素だが雰囲気は出ていた。小道具は全然なし! ルキーニが刺すナイフとかはパントマイム。

人数は二十人強。黒天使(そういえばダンス専業) を勘定に入れなくても少ないけど、合唱とかは非常に迫力があった。歌のうまい人が多いんだろう。美々さんを筆頭に。

各自、出演当時の衣装とせりふ、(バート・イシュルの「お久しぶりです、おばさん」とか) だと思ってたら、2幕の 「踊るなら」 もあった。麻路さんも新曲に挑戦したわけだ。
舞台化粧は人によっては普段より薄い感じ(もっと化けて~)で、老けメークはしない。でも衣装は本番同様にいっぱい着替える。

演技はけっこうするが、歌わない人は基本的に舞台に出ない。だから、エリザベートが目の前にいないのにトートが 「愛と死の輪舞」 や 「最後のダンス」 を歌ったり(^_^;A ”死の口づけ”もなくルドルフが死んじゃったりする。一人でとぼとぼと階段を上がっていってダーン!とかも悪くないけど、相手がいてもいいのに。
綱渡りも死にかけもしないで、「愛と死…」 が終わったらぴょこんと袖から出てきて 「♪確かにそこにいるわ、あなた」 と歌うシシィが可笑しかった。

最後は、海外や東宝と同じようにカーテンコール用の音楽に合わせて順番に出てきてお辞儀。あっさりだな~と思っていたら、トートだけは斜路の上から 「その瞳が胸を焦がし…」 と歌いながら下りてきて (トップ羽根は背負ってないけど^^;)、その後はみんなで合唱しながら舞台上を回るミニフィナーレ。やっぱり宝塚はこうでなくちゃね!
by yukituri | 2006-01-23 18:10 | エリザベート (国内) 感想