日本版LNDも気に入りました


by yukituri

「エリザベート」 データ③ あらすじ (1幕)

(基本的に海外版です。トートは意味通り 「死」 にしました)

 死者の世界でエリザベートを暗殺したルイジ・ルケーニの裁判が開かれている。彼は 「彼女が望むから殺した。黒幕は”死”」 と話す。「死」 も現れ 「彼女を愛した」 と認める。証人としてエリザベートの同時代人たちがよみがえり、物語が始まる (Prolog)

 バイエルンの公女エリザベートは天真爛漫。気ままな父マックスのように自由に生きたいと願っている (Wie Du)。その日は親戚の集まりがあり、母ルドヴィカが、「(エリザベートの姉)ヘレネがフランツ・ヨーゼフ皇帝と見合いをする」 と発表する (Schön, euch alle zu sehen)。エリザベートはサーカスごっこ中に高いところから落ち、仮死状態になって死と出会う。死は彼女を愛するようになり、彼女も彼に憧れる (Schwarzer Prinz)。

 ウィーンの宮廷では若き皇帝フランツ・ヨーゼフが、母ゾフィーの強い影響の下で統治に励んでいる。ゾフィーは 「戦争より(政略)結婚がオーストリアのやり方」 と言う (Jedem gibt er das Seine)。温泉保養地バート・イシュルでの見合いでフランツ・ヨーゼフは意外にもヘレネではなくエリザベートを選ぶ (Wie man plant und denkt, so kommt es nie)。彼はエリザベートに皇后の立場の厳しさを警告するが、彼女は気にせず 「2人でなら何も難しいことなんてない」 と答える (Nichts ist schwer)。

 結婚式。貴族たちが不気味に歌い、エリザベートが宣誓すると、高笑いをする死が婚礼の鐘を鳴らす (Alle Fragen sind gestellt)。披露宴。マックスとゾフィーは、自分の子には相手がふさわしくないと言い合いをし、貴族たちはエリザベートの田舎育ちや子供っぽさから 「宮廷に合うだろうか」 と噂する (Sie passt nicht)。死が現れ 「お前は最後のダンスを俺と踊る=俺のものになる」 と告げる (Der letzte Tanz)。

 翌朝5時、ぐっすり眠るエリザベートのところに女官たちを連れたゾフィーが乗り込み、「皇后らしく」 と伝統としきたりを押し付け、早くも諍いに。フランツ・ヨーゼフも味方してくれない (Eine Kaiserin muss glänzen)。エリザベートは反発し 「私は私だけのもの」 と歌う (Ich gehöre nur mir)。その後も宮廷での彼女の孤立は続き、生まれた娘2人の養育もゾフィーに握られてしまう。怒った彼女はハンガリー訪問への同行を求める夫に 「まず子供たちを返して」 と迫る (Stationen einer Ehe)。だが、そうして連れて行った幼い長女はハンガリーで病死し、死が 「お前には俺が必要」 とささやく (Die Schatten werden länger)。

 ウィーンのカフェでは客たちが芳しくない帝国の前途や、ようやく息子が生まれた皇帝夫妻の噂をしている (Die frohliche Apokalypse)。数年後、宮廷では小さなルドルフがスパルタ教育を受け、エリザベートが会いたくてもゾフィーに阻まれる。政治情勢は厳しく、疲れたフランツ・ヨーゼフはエリザベートに慰めを求めるが、かえって 「私かあなたの母親か選んで!」 と最後通牒を突きつけられる (Elisabeth, mach auf mein Engel)。死が現れて沈み込む彼女を誘惑するが、彼女は 「まだ生きたい。美貌で勝ってみせる!」 と拒む。経済も疲弊し、牛乳が買えない貧しい市民たちが怒り、ルケーニは 「皇后のせいさ!」 とアジる (Milch)。

 エリザベートの美容の間。女中たちが牛乳風呂や美顔術の準備をしている (Schönheitspflege)。そこへフランツ・ヨーゼフが訪れ、全面的に彼女の希望をかなえると言う (Ich will dir nur sagen)。それを聞き、世界一美しい姿で現れたエリザベートは、「あなたと共に行くわ。でも私のことも理解して、閉じ込めないで」 と求める。死も現れ、生のむなしさ?を歌いかける中、エリザベートは高らかに 「私は私だけのもの!」 と宣言し、幕。
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by yukituri | 2006-08-26 11:48 | エリザベート (データ/雑談)