AKURO感想 2
2006年 10月 25日
蝦夷の男たちは青基調でけっこう露出度高い。寒くないのか(^_^; 藤本さんなんて 「どこのレスラー?」 みたいな衣装だった。ガタイもいいし。
彩輝さんは、前に書いたように 「鈴鹿御前」 姿が美しいし、生成りの長衣にコケ色のショールを重ね、髪は頭の上で小さい輪を2つ作って他は流している 「アケシ」 も可愛いかった。
大和側の男たち。最初に出て踊る3人 (真ん中って吉野さん?) はまあ時代考証的にまともそうだけど、あとはちょっと。今さんの衣装は、赤いズボンの上に紫の長上着 (マントまで付いてる!) の田村麻呂の無国籍風はちょっとぬぼーっとして見えたけど、「田村丸」 の白い束帯?と黒い冠 (やや中国風) の方は格好良かった。高麿たちのはちょっとヘン。多分、踊りの都合なんだろうけど、狩衣の前に垂れている部分がずれてる。小者たちは両横、高麿なんてななめ45度くらい左脇になっていた(^_^;
2) 音楽: 洋風なんだけどどこか和風というか… エリザベートみたいに 「これ!」 という名曲があるわけじゃないけど、物語の流れによく合ってて盛り上がる。祭囃子を思い出させる 「♪生まれー替わり死に替わりー」 は長く耳に残った。
3) 主要男性キャストの感想
安倍高麿= 新任の軍人 (というより文官って感じ) : 坂元健児
初見。桃太郎みたいな髪型で、純朴ないい人。大和風の顔立ち(^_^; 背はやや彩輝さんより低い? せりふの ”間” がうまくて、しょっちゅう笑いを取っていた。歌声は時々がさついていた肝するけど、なかなか朗々。
坂上田村麻呂= 征夷大将軍 / 田村丸 (お話の将軍): 今拓哉
初見。レミゼファンからよく名前は聞いていた。現ジャベールだっけ? 背がすらっと高くて、歌もうまいし、はまる人が多いのも納得。
謎の若者 / アテルイ (の霊) : 吉野圭吾
「ダンス・オブ・ヴァンパイア」 のヘルベルトのような色気はなかったけど(普通いらんって)、これまた軽妙な若者役がとってもうまい。踊りや歌は言うまでもない。
赤毛 / イサシコ= 江刺蝦夷の長: 駒田一
「ヴァンパイア」 では背中を丸めてウゴウゴ言ってるだけのせむしの下僕、クコールだったから、普通の役では初めて見た~ やはり少ーしだけ息が混じってる感じだけど (劇場の音響のせいかも?) 歌える人だな! 蝦夷の長としての威厳や考えの深さもよく表現していた。
オタケ= アケシの兄: 平澤智
多分、エリザベートに出てた? ”妹”より背が低そうだったけど、彫が深い顔立ちがきりっと格好いい。名前は江戸の女みたいだけど(^_^;
ヒトカ= アケシの (元?) 婚約者: 藤本隆宏
去年秋のエリザベートのエルマー役。その時から体格いいと思っていたけど、これほどとは。蝦夷の中では和平派、♪気は優しくて力持ち タイプかな。最期のシーンではうるっと来た。