エリザベート来日記念コンサート (第2部=歌)
2006年 12月 21日
さて第2部はお待ちかねの歌。一言でいえば、「エリザベート・ハイライト in コンサート」 という感じ。メインキャスト4人、エリザベート、トート、フランツ・ヨーゼフ、ルドルフで出来るところをコンパクトにつないだ、と。ルケーニがいないので所々さびしいけど、いわゆる名曲はこの4人に集中してるもんね。20人ほど? のオケと総勢8人? の少々ショボイ (失礼!) コーラスが舞台の上、指揮はリーヴァイさんご本人で、意外と慣れた感じ(^^)
んで、Lukas くんがフランツ・ヨーゼフまでやっちゃうという… まあねえ、それならオヤジに見せようという努力?も分からないわけじゃない。トークの時のままの開襟シャツに黒スーツで、えんじ色?の縦長スカーフ?ストール?を肩にかけるとフランツ・ヨーゼフ、ということみたい(^_^;
Mate もトークと同じ、白シャツに黒の上下。Maya さんだけはドレスを3回ほどお着替え。んで、スペシャルゲストとして、トートの歌のうち2つを、黒いヒラヒラパンツスーツの姿月さんが歌ったと。では曲別に (敬称略)
1) Prolog (後半 Mate): 最初はオケと合唱だけで、リードボーカルのルケーニがいないのでちょっとお間抜けな感じ。で、後半、紹介もなくトートが登場。ルケーニの分まで "Elisabeth" と叫んで健闘(^_^;
2) 愛と死の輪舞 (姿月): パンフによると東京では Mate が歌うそうで。ハンガリー語でかな? 姿月さん、安心して聞いていられるうまさだけど、Mate のような弾けぶりはなし(爆)
3) Nichts ist schwer (「あなたがそばにいれば」 Maya, Lukas): Mayaさん、若い演技もうまいから、それほど違和感なし。きれいにハモってたと思う。
4) Der letzte Tanz (「最後のダンス」 Mate): 歯をむき出したりとかはなく、DVDほどウッキーに弾けてないけど(^_^; やっぱりすごい迫力で客も大喝采。
5) Ich gehöre nur mir (「私だけに」 Maya): これもすごく良かった! 最高音の "Nur mir~!" は、Piaさんに劣らず響かせていたような。
6) Die Schatten werden länger (「闇が広がる」 Mate): ハンガリー訪問の時の曲。ゆったり不気味にしつこく。
7) Ich will dir nur sagen (Lukas, Maya, Mate): 1幕最後のところ。この辺のフランツ・ヨーゼフにはもう少し円熟味がほしいな。
8) Kitsch (オケ): ルケーニがいないので (以下同) だけど、Kitsch! のところだけは合唱の人が言って、リーヴァイさんもくるっと客席を向いて「さあ一緒に!」って煽ってた。
9) Wenn ich tanzen will (「私が踊る時」 Maya, Mate): 本舞台とは振り付けが違うけど、対決色が強くてよかった。
10) Die Schatten werden länger (「闇が広がる」 姿月、Lukas): それぞれのパートを日本語、ドイツ語でデュエット (→なかなかお似合いのお二人) DVDで見たDIVA2004の Uweさん&井上くんと逆パターンだな。
「王座に、座るんだ~!」 "Notwehr!?" (正当防衛!?) てな具合に、歌詞が一部かみ合ってないのはご愛嬌(^_^; サビは何と Lukasくんが日本語覚えて! ちょっと母音に癖がある (ウがオに近いとか) を除けばなかなか綺麗。DIVAのUweさんの ♪サイ~ゴノ~ダンスワ~ よりうまかった(笑)
11) Wenn ich dein Spiegel wäre (「僕がママの鏡ならば」 Lukas): なかなか切なげに歌っていて、2004年版のCDの歌より気に入った。表情つきだからかな。
12) Boote in der Nacht (「夜のボート」 Maya, Lukas): 前の歌の 「ママは僕を見捨てるんだね」 のすぐ後にフランツ・ヨーゼフはさすがにつらいんじゃ? どうするのかなと思ったら。最初の台詞はカット、エリザベートが一人で朗々と歌った後、おもむろに合流して。やっぱりちょっと若すぎるよなあ、という感じは否めないが健闘していた。
13) Der Schleier fällt (「エピローグ」? Mate, Mate) 「キスシーンで Mateに口紅がべったり」、と聞いていたので注目していたけど、そんなことはなかった(^_^; 最後はお姫様抱っこ。そのままシュトゥットガルト版のようにはけるのかな、と思ったら暗転したら下ろしちゃってた(笑)
14) Schulssmelodie (全員) ごあいさつの音楽。
この後もなかなか拍手が鳴り止まず、何度かカーテンコールが続いた。