ベルサイユのバラ2001 (フェルゼンと…編) 感想
2005年 06月 06日
うっ、は、歯が浮く~~~ こういう台詞群、当時は多分大丈夫だったんでしょうけど、今時の少女マンガにはないだろうな。登場人物が当時の絵から出てくるのもクラクラでした。あまりのどピンクにも思わずめまいが… オスカルの軍服、水色とピンク!? ウィーンのシーンも出てくるけど、あれが「エリザベート」と同じ宮廷かと思うと…(>_<)
「王妃」と「女王」がごっちゃになってますね。そりゃー欧米語では同じだけど、「わたくしはフランスの王妃なのですから」じゃ”女王”ほど格好が付かないけど。
オーストリアの方も、女帝、皇帝ではなく女王、国王になってます。ついでにいえば、マリア・テレジアやヨーゼフ(フランツ・ヨーゼフの名前の由来ですね)が彼女を呼ぶときは「マリア・アントニア」と言うんじゃないかと思うけど、まあこれはヤヤコシイからいいとして。
しかし、原作知ってるからいいけど、白紙でこの公演を見たらオスカルとアンドレ2人の関係がいまいち分からないだろうなぁ。何だかシーンがポツポツあるだけです。
「あのオペラ座の仮面舞踏会」の場面は、口で言うだけでなく出してほしかったです。オスカル、フェルゼン、アントワネット3人ともに重要みたいだし。オスカルの貴重な女装シーンでしたっけ? 少女時代のアントワネットは別に短くしてもいいんじゃないかな。
と、ここまでけなしましたが、さすが娯楽大作、楽しめるところもたくさんありました。
彩輝さんのオスカル、ほんとに漫画から抜け出して来たかのよう…美しい~! 特典ディスクに出てきたアンドレも悪くないですが、こちらの方が合う。水さん (そうか、さよならショーの一人オスカルアンドレの時のアゴはこの人か^^ゞ)の方がどう見てもオトコ顔だし、背もちょっと高いし。
この時は1、2日の役替わり公演ではなく、前半と後半で分けたのね。チケットが比較的取りやすそうで、その方がいいなあ。
和央さんのフェルゼンは、白い軍服がなかなかかっこいい色男。花總さんのアントワネットも、冷静に考えればバカで勝手な女だと思うけど、なかなか気高い感じにできてました。
初舞台生の口上というものが見られたのも面白かったです。東京にはないですもんね~