Taaffe 首相サマ部分が充実しているのが我ながら笑えますが、他もそれなりに。戯曲本が出版されているわけではなく、歌詞があるのも最初のキャスト CDの15曲分だけ。他はあくまで、舞台やDVDを見ているうちに分かったり、交換授業で確認してもらったりした範囲での抜粋私訳。意訳超訳? あり、思い違いももちろんありえますが、大体の流れは見えるかと。
もし DVD や CDをお持ちなどで、「何を言ってるんだろう?」 という興味のある方がいたら、送り先メルアドをご連絡いただければお見せしますよ?
追記) あ、できれば、どの辺が分かって面白かったのかとか、具体的なご感想をメール等でいただければ、というのが希望条件です(^^)
たいして背も高くないしスタイルもよくないし (ヲイ)、そもそも最初はシルクハットで顔が隠れてるのに、目をひきつけるんですよ。すごいなぁ。
それからも見やすい席でしたが、すごいマナー違反な人が私のいくつか内側に! Taaffe が部下のスパイと話してる時になぜか出て行って、よりによって "Der Weg in der Zukunft" を歌ってる途中に戻ってきやがったんですよ! 電話が掛かってきたのか腹でも下したのか知りませんが、少なくても歌の切れ目まで待つのが最低限の心遣いというものでしょ!!
この日はこれ以外にもハプニングがありました。2幕終盤の駅のシーンの時、これは奥からスモーク越しにヘッドライトを照らして乗客のシルエットを見せるという演出なんですが、そこにいつまでも皇帝の執務机が残ってたんです。あれっ、これも演出なのかな (政治との対比とか)? と最初は思ったのですけど、Mary は例のえらい長いマフラーを落としていかないし、そうこうしてるうちに幕まで下りてくるし。
客電が付いて袖からジーンズの人が出てきて、「技術的な問題が起きました。席でお待ちください。しばらくしたら再開できると期待しています」 と。
幸い、前に見たフュッセンの Ludwig の時のように完全アウトじゃなくて、10分くらい後にまた始まったのですが…
More
VBW (ウィーン劇場協会) のニュースレターには、通算で210回公演とあります。うーむ、思ったより少ないか? それでも日本版の5回強はあったわけですが。秋に始まった "Tanz der Vampire" は早くも100回だそうですし、勢いは違いますね。

Uweさん、Drewさん、Carinさん、Wietskeさん、Lisaさんと、歌もとってもいい人が揃ってましたし!
この間、見に行った2回のもっときちんとした感想も書かないと~ ちょっと面白いハプニングとかもあったので。
26インチ、そう大画面ではありませんが、パソコンよりは見やすいかと。
いつものカラオケオフの方々にはもうご相談してまして、参加希望者は今のところ2人。人様をお呼びするのは気が引ける古い集合住宅ですから (住居にお金をかけるなら海外に行きたい主義) そうそう人数は入りませんが、あと数人なら大丈夫かと。ご要望があれば今なに言ってんだとかのヘタな解説も付けます。もちろん、海外観劇感想とかも大いに交換したいですね! どなたかご興味ありますか? ちなみに場所は東京東部です。
その1=菅直人 財務大臣を兼任すると決まった時の記者会見で、
「1ドル=95円くらいがいいですね」 と口先介入。するな、そんなこと! 新聞でも不評だけど、よりによって私が旅行に行く直前に。
おかげで1ユーロ=2円分くらい円安になった気がする。
その2=オバマ アメリカの大手銀行、つまり何億円もボーナスがっぽがっぽもらって金融バブルを弾けさせて、世界を大不況にした元凶、を規制する宣言をした。それ自体はとっても賛成だけど、どうせなら1週間前に言ってくれ~ 帰国直後に1ユーロ=5円くらい円高になって悲しかった。
まあユーロの場合はドルのレートより影響が間接的だし、ギリシャの問題もからんでますけどね…
多分、行か (け) ないとは思いますが、こんな感じです。
5/29 (土) 成田→ Zürich→ St.Gallen
"Thomas Borchert's Bestes" (舞台生活20周年記念コンサート)
5/30 (日) St. Gallen→ Zürich→ Wien
"Ich war noch niemals in New York" André さんが船長役
5/31 (月) Wien "Tanz der Vampire" 月曜公演は貴重なので
6/ 1 か 2 (火、水) 公演があれば Bonn "What a Feeling Ⅱ" ?
Martin Pasching が出るので。でも、とっても端役っぽい(涙)
6/ 3 (木) Wien "My Fair Lady" Lukas がフレディだったら
または Flensburg "Jesus Christ Superstar"
Chris Murrayの Jesus! でもデンマークとの国境って遠すぎ(涙)
6/ 4 (金) Innsbrück "Lulu" Máté がジャック・ザ・リッパー役で出演
6/ 5 (土) Innsbrück→ Wien→
6/ 6 (日) 成田着、休養
空いた日があれば Stuttgart の TdV か Oberhausen の Wicked をリピートすれば間違いないし。美青年がやってるという Hamburg の "Tarzan" も見たいかも。なかなか魅力的なスケジュールでしょ(^_^;?
でも、「よっしゃぁ、早めの夏休みの根回しを無理やりしちゃおうか!?」 という決心まで付かないのは、Uweさんの次の仕事が全く見えないからです。フランクフルトの劇場で見かけたファンクラブの人もまだ知らないって言ってたし… 演技が好きだから、できればコンサートよりは作品で見たいし。
だって、基本的に私の海外観劇はこの人が主目的 (少なくとも2位以内)。病気に当たっちゃった悪夢のウィーン行き以外は、1回も入れないというのは考えられないんです(^_^;A
あ、ファンクラブのレターを見直したら、"Absolut Uwe" コンサートが今年ツアーになるってのは出てました。でもまだ全然日程情報なし。
1幕は若作りが意外と似合う Thomas エドモンやら、格好いいフェルナンやら、陽気なファリア爺さん (英知あふれる学僧のはずでは…笑) やら、牢屋での怪しい特訓 (あれで剣の達人になれるんだろうか) やら、ボンテージ女海賊のにぎやかな船のシーンやら盛りだくさん。脱獄にあっさり成功し (気づけよ看守!) 宝を見つけたエドモンがモンテクリスト伯となって復讐する決心をするまでが、なかなかテンポよく楽しめました。
けど、2幕はもっと整理して、本来の 「復讐」 物語にしてほしかったです。原作の醍醐味は復讐なのに…
(ちょっとだけネタバレもあるので、More に入れますね)
More


待っていたのは Wien の Ronacher の7~8人? よりさらに少ない 4~5人? うち、ダングラール役の Karim さんのファン (渋い好みだ) だという Sabine さんというケルンから来ていた人と立ち話。お互い、一人だと手持ち無沙汰なのでよかった。
女性は見分けが付きづらい & 眼中にない(^_^;? のか、メルセデスやヴァランティーヌは2人して見落とし、Andreさんと アンサンブルの若い衆 (なぜか Frankfurtの Elisabeth チラシでは Markus Polさんを差し置いて、広げたページにでーっかく Franz Josephとして載っている) の皇帝組が最後に帰った後は、お互いの宿近くのメキシコ居酒屋に流れる。90年代半ばからいろんなミュージカルを巡り歩くのが趣味という現地ファンだけあって、いろいろ面白い話や意見が聞けました。多謝!
ケルンからなので、当然ブレーメンの "Marie Antoinette" も見に行っていて、カリオストロの Ethan Freeman にすごく感心したらしい。ちなみにあそこの劇場は Stage Entertainment ではなく直営でミュージカルをやっていて、Ethan が主役だったジキハイでも損失が大きかったとか。
M.A. も大損失で将来が暗くなっちゃったわけですが。彼女、私が思ってた 「周りに大きな町が少ない」 だけじゃなくて、「上演回数が多すぎた」 のが敗因じゃないかと言ってましたね。「レパートリーとして時々だけやればよかったのに」 だとか。なるほど~ 私たちみたいな短期集中の旅行者にはありがたくないけど、収益考えればそうでしょうね。大体の町の劇場はそうしてるし。"Scarlet Pimpernel" をやっていた Halle も、「ライプツィヒとドレスデンの間のすごく小さい町なのに、いつも売り切れだった」 そう。
あと、「何で Elisabeth 役者はみんなオランダ人なんだろう」 って聞いたら、「Stage Entertainment がオランダの会社だからでしょ」 とあっさり。そ、それもそうか…
Martin P さんはどうしてもっと出世しないのかなあ、と愚痴ったら、「美形じゃないからじゃないの?」 そ、そんなミもフタもないことを…(^_^;A
メイク・演技次第ではかなりかっこいいと思うんですけど (Taaffe とか Der Tod とか…ファンの欲目入り) 確かに Uwe さんのような古典的な美貌じゃないですね。
あとびっくりしたのは、私が初観劇旅行で見た "Drei Musketiere" (三銃士) のダルタニアン役、Markus Hezel (Patrick Stanke と Thomas Holer の間にファーストだった人?) は、今は舞台には出ておらず、医者になるところだとか。しかも、ダルタニアン当時からもう医学部は修了していた? んだとか。ほえぇ~! 小柄だけどきびきび動けて歌・演技もなかなかいい人だったのに、やめちゃうのは惜しい。医者というなら、ジキハイとかどうですか(^_^;? きっと実感持って演じられますよ(笑) ちなみに、ポルトスだった人は法学部で、これまた司法国家試験の第一段階に受かってたとか。げっ、みんな高学歴。2人とも、ミュージカルが副専攻だったみたいだけど、そんなこともできちゃうんだ。まあ人気は水物の商売だし、手に専門職をつけるのは賢いんだろうけど、すごいなぁ。
ちなみに Uwe さんも、劇場の人の言い方を聞くと "Dr. Kröger" らしい。称号にこだわるドイツ語圏だから、ほんとはそう呼びかけないといけないのかも(^_^;? ミュージカルもちゃんとした専攻科なのか。実績で学位が授与されるのか、何かちゃんと論文を書いてなるものなのか、今度誰かに聞いてみたいかも。
St. Gallen の早朝。名前だけは "Elite" というホテルは、自分の部屋はシャワー・トイレつきだけど、洗面台のみ (トイレもないのに軽く謎。ここで体を拭けってか) とかの部屋の多く、隣にあるらしい共用トイレの音が耳に付く。うーむ。次に頼むとしたら、部屋の場所を指定しないと! この町、駅前か旧市街の真ん中にはよさげな宿はあっても、劇場のすぐ近くは意外とここか Weisse Keruz というユースみたいな? ところしかないようで。

やはり行列だったチェックインだけでも前の日に済ませておいてよかった。
初めて乗るスイスインターナショナルエアラインズの日本便。後ろの方の真ん中の3人がけ列を指定したら、日曜発で多少空いていたのか、期待通り隣2つにはに誰も来なかったので、独り占めしてちょっと体を縮めれば横になって帰れた。これ貴重。前の方で4列シートで長々と横になっている人も1人いたが、3人がけでも運がいい♪ ただ、ビジネスクラスのようにコンセントはないので、パソコンの電源が切れた後はひたすら寝て過ごす。
強烈な印象を受けたのが機内アナウンス。機長とかパーサーがしゃべる時、ドイツ語、英語、フランス語の3ヶ国語をそれぞれが使い、しかもほとんどなまりを感じない! たとえばルフトハンザやオーストリア航空なら 「ドイツ語っぽい固めの英語・フランス語だよなぁ~」 とか、エールフランスなら 「聞き取りづらい英語・ドイツ語だぁ~」 とか思うのに。こちらはさすが多言語国家スイス。イタリア語やレト・ロマン語 (だっけ?) の放送まではなかったけど、席の前のモニターにはしっかり 「ようこそ」 って5語 (4公用語+英語) で表示されてるし。もっとも最近では、自分の地域以外の公用語を習うより、英語で済ませる若者も多いらしいけど… (前の日に会ったカナダ系の人談) こちらに合わせての客室乗務員の言葉の使い分けも徹底していて、何度も英語になるようなこともなかった。